とある悪党の超能力者＆とある暗部の絶対能力

３９歩 ページ40

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一方通行は眉をほんの少しだけ動かした。

更に目を大きく開いた。

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「えっと…どうかした、

　ってミサカはミサカは恐る恐る聞いてみる。」

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「いやァ。」

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その後一方通行はどこか名残惜しそうに眼を閉じ

再び眠りについた。

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「なんかこの人かわいそうだね、

　ってミサカはミサカは感じたことを言ってみる。」

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「…なんで写真見ただけでそれが分かるんだよ…。」

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っていうか、何がかわいそうなの？

って言うのは、めんどくさいから聞かないことにしよう。

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「なんか１人ぼっちみたいな雰囲気があるの、

　ってミサカはミサカは付け足してみる。」

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「それは…事実だよ。

　いつも１人…でいるしかなかったんだ。

　近づいたら骨が折れたりして危険だからって

　大人も近づかない。

　私はそんな彼と遊んでいたんだ。」

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「変わった男趣味だね、

　ってミサカはミサカは言ってみる。」

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「オトコシュミ？

　…何それ。」

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「好きな人のタイプ変だね、

　ってミサカはミサカは言いなおしてみる。」

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「スキナヒトノタイプ？？

　打ち止め、変わった言葉知ってるね。」

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「って分かんないの！？

　ってミサカはミサカは驚きのあまり思いっきり立ち上がってみたり。」

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「おォ、分からん。」

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「純粋すぎるのか鈍感過ぎるのか分かんない、

　ってミサカはミサカは呆れ気味に首を傾げてみる。」

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「…？私は人間だから純粋な物質じゃないよ？」

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「純粋な物質！？

　ってミサカはミサカは思いがけない言葉に反応してみる。」

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騒がしいガキ共だなァ、

と一方通行は口の中で呟いた。

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