ヒョンと本気 ページ6
「ちょっとヒョン、僕本当に怒りますよ！」
おふざけの一環と思われているかと思ったからかなり真剣に言ってみるけど、返事は無い。
それどころか掴んだ両手首を片手で掴み直すと、僕の頭の上で一まとめにされた。
「………。」
実験中のモルモットの経過を見るような無機質な目で、黙って僕を見つめてくる。
僕が必死で力を振り絞っても全くビクともしない。
初めて状況を察した。
これは、まずい。
「無理だよ。」
ようやく口を開いてくれた。
「分かる？
お前と俺じゃあ、こんなに力が違うの」
…力自慢したかったんですか？
「ちょっとは自覚しなよ」
「非力なことは自覚してます」
少しムキになって言う。
なんだこれ、ヒョン、ただ自慢したかっただけ？
「ジョンインとかにされたらどうする？多分もっと力強いよ？」
「はあ…」
見た目から言って、そりゃそうでしょうね。
でもジョンインがこんなことする訳ないから、どうする？って聞かれても想像すらできないし。
「ジョンインはこんな事しませんよ。」
「なんで言い切れるの？
ジョンイナだって男だ。」
「僕だって男ですから言い切れます。」
ヒョンが何が言いたいか、全くわからない。
そもそも男の前提として男を襲っちゃうってどういうこと？
チャニョリヒョンみたいに同性愛的なものに抵抗がないなら、(あまり分かりたくないけど)分かるけど、ジュンミョニヒョンは最初から違うって言ってるし…
「まだ分からないか…」
ヒョンが呆れたようにため息をつく。
こうやって話している間ですらヒョンは力を緩めない。
僕もそれなりに必死にもがいてたから少し汗ばんできた。
それにため息をつかれても困る。
逆に僕がため息をつきたいくらいだ。
だってジュンミョニヒョン、男にどうこうしようとか無いって言ってたじゃん。
あの会話と今の状況が繋がらないよ。
「ヒョン、普通に話してください」
「まだ分からないの？
俺なら、やろうと思えばこんなことも出来るって事だよ。」
ヒョンは僕の手首を掴んでいない右手で僕の前髪をかきあげると、僕の唇をペロリと舐めた。
「ひっ…」
喉が小さく鳴る。
僕はジュンミョニヒョンはこんな事をしないって強く信じすぎていたのかもしれない。
「…もっと気をつけた方がいいよ。
女の子なんだから。」
…………………………え？
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愁(プロフ) - セレンさん» こ、更新を楽しみにして下さってる…ですと！？あらいやだ嬉しいことを…(T_T) 細部には(細かすぎるくらい)こだわっているので、気付いてもらえてすっごく嬉しいです*\(^o^)/* コメ本当にありがとうございます〜^o^ (2014年5月27日 6時) (
レス) id: 59a98367e2 (このIDを非表示/違反報告)
セレン - 今、更新を楽しみにしている小説の一つです！細部まで練られていてとても面白いです(*^o^*)メンバーが動き出して、これからの展開にワクワクしていますo(｀▽´)o更新頑張って下さい^^ (2014年5月26日 19時) (携帯から) (レス) id: ac89c274b7 (このIDを非表示/違反報告)
愁(プロフ) - 未来さん» おおおっ！(^O^)未来さんお久しぶりです！テミンですよ〜本当はもうちょっと後の予定だったんですが、忘れてて出しちゃいました(^_^;) そしていっつも更新を気遣ってくださって…感激です私…涙 いつもありがとうございます*\(^o^)/* (2014年5月4日 7時) (レス) id: 1d405d9ed9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 愁様〜(v^ー°)更新ありがとうございます(*´∇｀*)スホ氏解決して一段落、そして未来が好きなテミンちゃん登場！これからの物語がますます楽しみですＯ(≧∇≦)Ｏ愁様ペンとして更新は無理せずにされて下さいね！ (2014年5月3日 5時) (携帯から) (レス) id: 4b55b327fb (このIDを非表示/違反報告)
愁(プロフ) - 月夜＠輝月＠てへぺろさん» 違反ですね、申し訳ありませんでした。 該当箇所を削除させて頂きました。 今後も気をつけたいと思います。 ご指摘ありがとうございました。 (2014年4月27日 17時) (レス) id: 1d405d9ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁
| 作成日時：2014年4月20日 7時
