悩みと癖 ページ26
「ヘヨラ…大丈夫？」
ファンの方の前で頭を下げて退場して行く途中、ギョンスがわざわざこっちまで来てくれて小声でそう聞いてきた。
「全然大丈夫。ちょっと衣装が暑…」
「チャニョルの悩み？」
ボソボソと早口で言うギョンスの言葉を辛うじて聴き取った。
「え…あ、ううん、違うよ」
実際本当に違うし。
「本当に？神に誓って？」
「エホバに誓って」
口をついて出た言葉に驚いた。
「エホバ？」
ギョンスも不思議そうな顔をしている。
「あ、いや…ごめん、神に誓ってそんな事は無いよ」
「そっか、ならいいんだけど」
ギョンスはため息をついた。
「ねぇ、その隠す癖、やめない？」
「別にそんなつもりは」
「ヘヨル大丈夫だった！？」
無い、と紡ぐ前にソンホヒョンが僕たちに近づいてきた。
「ソンホヒョンまで大丈夫ですよ、ご心配おかけしました。」
「はぁ…よかった…。」
そう言うとチラッとギョンスを見る。多分、いて欲しくないんだろう。
ギョンスも察したのか、釈然としない表情で静かに去って行った。
「本当に大丈夫？
あの日？」
「どの日ですか？」
「それ俺に言わす？
生理だよ」
「…気持ち悪…
違いますけど、貧血気味だったのかもしれませんね」
「小声で気持ち悪いって言うの止めて」
ぱし、と額を叩かれたから大仰に抑えて早くこの話題を打ち切ろうと試みる。
「それはそうと…」
「ホドンヒョンが心配してるから電話入れろよ。」
「は？」
唐突になんだ。
ホドンヒョンなんてまた懐かしい名前を…
「ホドンヒョン今日のことをもう知ってるんですか？」
「じきに知る。少なくとも今晩には知ってるはずだから電話して安心させてあげて。」
安心させてあげてって、本当に心配してるのかも分からないのに
「はぁ…まあ電話くらい大丈夫ですが、何でそんなに僕に構うんですかね」
別に迷惑ではないけど不思議だ。
巻き込んだ、という自覚でもあるのかな…だったら最初から巻き込まないで欲しいんだけど。
「まあ親の心子知らずって言うからね」
ソンホヒョンは、さらっとそれだけ言うと車に乗り込んだ。
ふん、
どうせ僕はまだまだ子供ですよーだ。
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SORA - 書いてくださりありがとうございます！気になったですけどもジヘって 誰ですか？ これからも頑張ってください！楽しみにしてます。 (2015年10月12日 18時) (
レス) id: eca726b732 (このIDを非表示/違反報告)
愁(プロフ) - junさん» うわわ！ヘヨルが好きだなんて嬉しすぎます！(Ｔ＿Ｔ) junさんニョルペンだったんですね！私もミンソクさんのあの大人っぽい感じが好きで好きでたまらなくて笑、愁フィルターを通したミンソクさんに仕上げております← いつも読んで下さって私も嬉しいです！ (2014年9月13日 14時) (レス) id: 59a98367e2 (このIDを非表示/違反報告)
jun(プロフ) - こんばんは！ミンソギヒョン大好きなヘヨル、そんなヘヨルが大好きな私。チャニョルペンなんですが、シウミンさんも大好きなのでほんと嬉しいです。あのお兄ちゃんな感じがたまりません。 (2014年9月11日 1時) (レス) id: 5f8042f930 (このIDを非表示/違反報告)
愁(プロフ) - junさん» ありがとうございます！＼(^o^)／このファンの子、書いてて一番楽しかった場面なので、楽しんで頂いて私も嬉しいです！それにしても年上相手に…この子、自分で書いといてなんですが、図太いですよね… (2014年8月31日 11時) (レス) id: 59a98367e2 (このIDを非表示/違反報告)
jun(プロフ) - 連日の更新ありがとうございます。ﾌﾌﾌ。サイン会おもしろーい!!ペンちゃん面白すぎです!!がんばれベク!! (2014年8月30日 22時) (レス) id: 5f8042f930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁
| 作成日時：2014年7月15日 13時
