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アイドルとお金 ページ4

「わーーーかってるって!!!
大丈夫だから!!お前らは仕事しろ!!」


「もう俺が全て悪いから!!
なんでもいいが説教は無事帰ってから受けるから!!」



ぶちっと切る直前まで男の人の怒鳴り声が漏れていた。

…この人、過去に何度も同僚に何かしちゃったんだろうな…


「悪かったな、あんな見苦しい場面見せちゃって」


「いえ、見苦しく感じていたのは元からなので、電源さえ切っていただいていれば文句はなかったのですが。」



「……………(怒)」



「冗談ですよ、すいません。」

黙っていたら手を上げそうだったのでおとなしく謝っておいた。


「そういや、自己紹介まだだったな。
俺はチョン・ホドン。
一応こういう者だ。」

差し出された名刺を受け取ると、



「SMエンターテイメント?
テーマパークか何かの方ですか?」




「おい、A」


いきなり呼び捨てですか。
しかも答えていただけないのですか。
いや、別に構わないんですけど。


「アイドルにならないか?」



「は」



勉強一筋でテレビも買えない家だったからと言って、アイドルというものを知らないわけではない。


「あの、アイドルって知っていますか?」


「お前、殴っていいかな?」


ふざけて怒ったような顔をしたが、すぐに戻す。


「お前なら磨けばそれなりに見れると思んだけど」


今は小汚いけどさ、と続けたホドンさんに本気で殺意を覚えたけど、そう言われても仕方のない格好だった。


「やろうよ、な?
お前お金ないだろ?アイドルだとお金がっぽがっぽだぞ?」



これまた夢のないことを…



「申し訳ないんですけど、なれるなれないの問題ではなくて、なりたくないんです。
人生設計が狂っちゃうんですけど。」


「そういわずにさ!なっ?」


「申し訳ありませんが嫌なものは嫌なんです。」


ホドンさんは少しため息をつくと、ポケット中からさっきしまったばかりの電話を取り出した。


「ちょ、ちょっと!まだかける気ですか!?
お願いですからそんなに忙しい方なら帰って構いませんから!」



「ん。」



そのままドアを開けて出て行ってしまった。

少し気を悪くしちゃったかな…
でもここ病院だし…

もらった名刺をじっと見てみる。

「SMエンターテイメント…」


社長さんはハードなご趣味を持っておられるんだな…
ちゃんとお客様が入ってるのかなぁ…


「ただいま。」


「はやっ。そしてノックくらいして下さい。」


「これから社長くるから。」

社長さんと契約書→←病院と電話



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(プロフ) - イ・スマンは社長じゃないですよー。社長はキム・ヨンミン氏です。イスマンは社長の座をキムヨンミン氏に譲渡した筈です。 (2014年10月20日 23時) (レス) id: d8df289d8f (このIDを非表示/違反報告)
どひ - CYとかDOとか付けてくださるとわかりやすいです。 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 52f29ff0f4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - unachanさん» うわあ(;゜0゜) わざわざありがとうございます\(^o^)/ 読ませてもらいます!( ´ ▽ ` )ノ (2014年3月3日 22時) (レス) id: 1d405d9ed9 (このIDを非表示/違反報告)
unachan(プロフ) - 地味と美女と獣達でした。笑 (2014年3月1日 21時) (レス) id: 888f6e8893 (このIDを非表示/違反報告)
unachan(プロフ) - ありがとうございます!ビンタしたくなっちゃう小説は、地味と美女と野獣だったと思います!野獣があってるかわかりませんが確かあってます。笑 (2014年3月1日 16時) (レス) id: 5ccc72c1ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年2月24日 10時

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