過去と始まり ページ1
お母さんが死んでしまった。
多分あいつのせいだって強く憎んだあの感情は今でも忘れない。
優しくて、料理が上手くて、頭がよくて、でもちょっと抜けてるお母さんは、
いつも私の自慢でった。
それでいて、いつもあいつが帰ってくると思って疑わなかった。
大好きなお母さんだけど、何度呆れたことだろうか。
心労がたたったのか、お母さんの死後私に残されたのは、
小屋のような家、というか家のような小屋一軒と、おばあさん。
おばあさんも優しかった。
料理もうまかった。
頭もよかった。
ただ一つお母さんと決定的に違うところがあるとすれば、
おばあさんはかなりしたたかだった。
嫌だとは思わなかった。
むしろ尊敬した。
私には決してできないようなことだった。
働き手は私しかいない。
どうにかしておばあさんを楽にさせてあげたかった。
私は働きながら弁護士になる決意をしたのはお母さんが死んでから間もなくのことだった。
「あんた、馬鹿じゃないのかね？
弁護士様になろうにゃ思ったら並みの勉強じゃなれやしない」
「分かってる。そんなことは分かってるよ。
でも早くおばあさんを養ってあげたいんだ。」
「そりゃあんた、ありがた迷惑って奴だ。
ほれ、あたしの手伝いをして弁護士様にゃなれっこない、
あんたが弁護士様になりたんならあんたは学校に行って来い。」
おばあさんの優しさに甘えて学校に行った私は猛勉強した。
中学校を首席で卒業し、高校も奨学金で入れることになった。
運が良かった。
朝起きて新聞配達、そのまま学校行って帰ってきたら六時までバイト。
帰って勉強。
それの永遠ループだった。
私はどうしても最短ルートで弁護士にならないといけなかった。
それが、こんなことになるなんて。
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燎(プロフ) - イ・スマンは社長じゃないですよー。社長はキム・ヨンミン氏です。イスマンは社長の座をキムヨンミン氏に譲渡した筈です。 (2014年10月20日 23時) (
レス) id: d8df289d8f (このIDを非表示/違反報告)
どひ - CYとかDOとか付けてくださるとわかりやすいです。 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 52f29ff0f4 (このIDを非表示/違反報告)
愁(プロフ) - unachanさん» うわあ（；゜０゜） わざわざありがとうございます＼(^o^)／ 読ませてもらいます！( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年3月3日 22時) (レス) id: 1d405d9ed9 (このIDを非表示/違反報告)
unachan(プロフ) - 地味と美女と獣達でした。笑 (2014年3月1日 21時) (レス) id: 888f6e8893 (このIDを非表示/違反報告)
unachan(プロフ) - ありがとうございます！ビンタしたくなっちゃう小説は、地味と美女と野獣だったと思います！野獣があってるかわかりませんが確かあってます。笑 (2014年3月1日 16時) (レス) id: 5ccc72c1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愁
| 作成日時：2014年2月24日 10時
