story８ ページ8
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パスティスが結った髪が首に当たってたまにくすぐったい。彼と同じように高い位置でのポニーテールにされたが、どうも首筋がスースーする。
パイン長官から今日は上がっていい、と言われていたのでパスティスに仕事を渡したあとAは本部のカフェに寄っていた。
「......明日は、リーリウム長官か」
スケジュール表を確認して、胸ポケットにしまう。
掛けていた眼鏡を一度はずして窓の向こうを見ながらココアを啜った。
「A」
声をかけられてそちらに目線をよこせば、故郷の紅茶片手に明日の長官がそこで笑っていた。Aは軽く敬礼して右にずれる。リーリウムが隣に来るスペースを開けたのだ。
「仕事終わりですか？」
「いや、もう少しかかるところだ。Aはもう終わりかな？」
「はい。今日はもう上がっていいと言われました」
「そうか......ところで」
リーリウムはAに手を伸ばして、髪に触れた。
「君が高い位置で結ぶのは珍しい 」
「あぁ、これですか？」
毛先にをつまんで軽く持ち上げながら、先程の事を思い出す。
「パスティス長官からしていただいたんです」
リーリウムは「へぇ......」と少し不機嫌そうになりながら、「パスティスから......」ともう一度髪に触れた。
どうして不機嫌になっているのだろうか、とヒヤヒヤしながらAは大人しく触れられていると、リーリウムが妖笑を浮かべる。
「あまり妬かすものではないぞ？男の嫉妬は案外面倒なんだ」
そう言って掬い上げた髪に軽くキスを落とすと、最後に微笑んで去っていった。
暫くその後ろ姿を見つめて、何をされたか理解すると自然に頬が赤くなっていく気がした。
・
＊追加設定＊
・ポニーテールはあまりしない為、慣れていない。
・行動に出さないと分からない鈍感タイプ。言葉だけでは伝わらないとはこの事。
(口説きなどは慣れが生じるが、行動に出させると困る)
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奈希ver.2(プロフ) - ミコトさん» 番外編に関しては自画自賛してます←今になってみると良く考えたなー、と！ (2017年2月3日 19時) (
レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
ミコト - 番外編……誰得ですか……私ですよ！もう、ありがとうございます (2017年2月3日 18時) (レス) id: d0149a07ea (このIDを非表示/違反報告)
奈希ver.2(プロフ) - インドア派ﾁｬﾝさん» どういたしましぇぇぇ！ (2017年2月3日 18時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
インドア派ﾁｬﾝ - リーリウム兄弟がぁあぁ！ありがとうございます！ (2017年2月3日 17時) (レス) id: cda53d8ae9 (このIDを非表示/違反報告)
奈希ver.2(プロフ) - あめさん» あれですね、「けしからんもっとやれ」って感じですか？← (2017年2月3日 15時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*MIYO* x他1人 | 作成日時：2017年1月26日 14時
