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「監視課に廃止の旨、通告いたしました。意義はございませんでした」
「ご苦労。下がってよい」
ACCA副本部長・ポチャードは敬礼をすると、回れ右をして部屋から退出した。
Aの隣に座ったスペードが「さて」と言いながら指を机を突く。
「これで監視課はなくなる。
監察課は今月をもってACCAから消える」
「これでよいのかね？」
「よいのだ
経費削減のため不必要なものは削る、それだけの話だ」
パスティスの言葉にそう返したグロッシュラーに、リーリウムが言葉を返した。
「あってもなくてもよい課だとは私は思えん。各自治区から撤退させるのは、やはりリスクがあるのではないだろうか。
彼らが現地で管理するのはデータだけではない。細かな部分に目が届き得る重要な課だ。くすぶりを見つけるのも早い」
「今の世にくすぶりは起こらぬ
監察課の派遣をやめることによって、地方に本部からの信頼をしらしめることが出来るのだ」
「…信頼ね」
段々と悪い雰囲気になってきたところでパインが苦笑いをしながら話を止める。
「まぁ一度決定したことだ。今後の体制について詰めることにしよう」
「ですね」
Aもココア片手に頷いた。
するとグロッシュラーの携帯の着信音が鳴り響き、「失礼」と言って彼は部屋を出ていく。そして完全に扉の向こうに消えた所で、５長官の４人がため息をついた。
「あれがいないだけで空気が軽やかになる」
「あはは…」
パスティスの言葉に苦笑い。
「監察課の本部局員派遣は、地方への威圧を与えるのが目的だった」
「監視しているぞ、とね」
「たしかにその点については、今の監察課は意味をなしていないかもしれない。威圧を与えられていたのははるか昔……
今はなあなあになってしまっている」
昔を見返すようなリーリウムの瞳が少し伏せがちになる。Aはその瞳を見て、彼と同じように眼鏡を外した。
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＊追加設定＊
・視力はいい。パソコンや携帯用として眼鏡を使用。
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奈希ver.2(プロフ) - ミコトさん» 番外編に関しては自画自賛してます←今になってみると良く考えたなー、と！ (2017年2月3日 19時) (
レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
ミコト - 番外編……誰得ですか……私ですよ！もう、ありがとうございます (2017年2月3日 18時) (レス) id: d0149a07ea (このIDを非表示/違反報告)
奈希ver.2(プロフ) - インドア派ﾁｬﾝさん» どういたしましぇぇぇ！ (2017年2月3日 18時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
インドア派ﾁｬﾝ - リーリウム兄弟がぁあぁ！ありがとうございます！ (2017年2月3日 17時) (レス) id: cda53d8ae9 (このIDを非表示/違反報告)
奈希ver.2(プロフ) - あめさん» あれですね、「けしからんもっとやれ」って感じですか？← (2017年2月3日 15時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*MIYO* x他1人 | 作成日時：2017年1月26日 14時
