story３ ページ3
Aに執務室はない。
「おはようございます」
「やぁ、おはよう」
この部屋の主、パインが軽く手をあげてAを迎えた。
専用の個室がないのは５長官の部屋で執務をこなすからである。ちなみに昨日はスペードの部屋だった。
パインはAの恰好を見て、ポツリと呟く。
「今日は寝癖がないな」
「昨日はたまたまですから。いつも寝癖があるわけないですよ？」
「ハハッ いや、すまない」
昨日、自分で気づかない所に寝癖が出来ていたことをどうやら良く覚えているらしい。
鞄とコートを隅の机に置いて、パインと共に部屋を出る。ただでさえ線の細いAが、巨体のパインの隣に立つといっそう際立つ。
少し目を凝らしてみれば、同じように歩いているリーリウムが確認でき、あちらも気が付いて手をあげた。
「おはようございます」
「おはよう。......寝癖がないな」
「リーリウム長官も同じようなことを仰るのですね」
パインに言われてから５分も経たぬ間に二度も同じことを突かれたAは呆れたようにため息をつく。
パインはくつくつと笑って、リーリウムは小さく微笑んだ。
「君は見ていて飽きない。とても魅力を感じる」
「それは光栄です」
美形のリーリウムにこのようなことを言われれば、普通の女性なら一発で落ちる。だがAは少々言葉慣れをしてしまったため、口説きでも落ちなくなってしまった。
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スマホから更新でした！
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奈希ver.2(プロフ) - ミコトさん» 番外編に関しては自画自賛してます←今になってみると良く考えたなー、と！ (2017年2月3日 19時) (
レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
ミコト - 番外編……誰得ですか……私ですよ！もう、ありがとうございます (2017年2月3日 18時) (レス) id: d0149a07ea (このIDを非表示/違反報告)
奈希ver.2(プロフ) - インドア派ﾁｬﾝさん» どういたしましぇぇぇ！ (2017年2月3日 18時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
インドア派ﾁｬﾝ - リーリウム兄弟がぁあぁ！ありがとうございます！ (2017年2月3日 17時) (レス) id: cda53d8ae9 (このIDを非表示/違反報告)
奈希ver.2(プロフ) - あめさん» あれですね、「けしからんもっとやれ」って感じですか？← (2017年2月3日 15時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*MIYO* x他1人 | 作成日時：2017年1月26日 14時
