過去（子供の頃なので表記違います） ページ26
____＿＿＿＿＿＿＿＿
＿
ﾋｯｸ
…ｳｯ
ﾊﾞﾁﾝっ！
子供の頃のA(以後A)｢なんてことするのっ！うちの弟泣かせないでよっっ！｣
男子1｢いって！！んだよっ！お前の弟が悪ぃんだろ！｣
A｢そんなことないでしょ！さっきから見てたんだからね！ちょっとボールが当たっただけでしょ！｣
男子2｢っ〜〜！！うるっせえな！ブス！！｣
A｢っ！…だから何よ！はやくどっか行きなよ！｣
男子1｢くっそ…なぁ！早くあっちいこーぜ！｣
男子2｢おう、行こう行こう！｣
ダッダｯ＿＿＿…
A｢…けーじ、大丈夫？？｣
京治｢ぅっう……ひっく…う、…ん…ｳｯｸ｣
A｢……そっか！おうち帰ろーか！｣
京治((ｺｸﾝｯ
何故私の容姿に文句を言われなければならないのかが分からなかった
もちろん私は子供だったから、その時は未だ親に甘やかされていた名残りで自分の容姿を否定したりはしなかった
それでも弟の方が何にでも勝っている事には気付いていた
京治｢ひっく…うぅ…っ｣
…まあ、見ての通り子供の時は本当に泣き虫だったけどね
ガチャっ
A｢おかーさん！京治がまた泣かされたっ！｣
母｢あらまあ、また助けてくれたのね。A、いつもありがとうね｣
私は子供の頃、私に向けてくれる母のこの優しい笑顔が大好きだった
このためならなんだって我慢した
｢うんっ！！｣
京治が泣かされて、それを止める時に罵声を浴びても
｢…おねぇちゃん、ありがとう！大好きっっ｣ｷﾞｭｩ
｢うんっ、私もだよ！｣
『Aちゃんってさ、弟の京治くんと違って平凡だよねー』
『京治くんはカッコいいのに何でAちゃんは可愛くないのー？？』
『消えろよブス！！』
いじめだって我慢した
だけど、小学５年生の時のとある日。親に聞いてみたくなった
A｢…ねえ、お母さん｣
母｢んー？どうしたの、A｣
A｢私って……どうして京治と違って可愛くないの？｣
私はただ率直な意見が聞きたかった
親が自分の子供が可愛くて仕方ないのは当たり前だからそういう感覚が狂った回答を聞きたいわけじゃなかった
母｢何言ってるの、あなたは可愛いわよ｣
でも、本音の時だけに見せる優しい笑顔の母は求めた答えをくれなかった
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アリちゃん@黒薔薇(プロフ) - 黒髪やろーうさん» ありがとうございます！！凄く嬉しいですっ！！^o^これからも頑張らせて頂きますっ！！ (2020年3月22日 20時) (
レス) id: 3ca2afd54c (このIDを非表示/違反報告)
黒髪やろーう - めっっっちゃキュンキュンした…クロ可愛すぎますっっ！作者様の小説好きです！頑張ってください！！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 911ce9e662 (このIDを非表示/違反報告)
アリちゃん@黒薔薇(プロフ) - 桜ひかりさん» わぁー！！ほんとですね！直しておきます！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年6月6日 17時) (レス) id: 3ca2afd54c (このIDを非表示/違反報告)
桜ひかり(プロフ) - おそらく最新話の黒尾さんのセリフどーせがとーせになってしまってます。更新これからも楽しみにしてます！ファイトです！ (2019年6月5日 21時) (レス) id: d8f09a7a12 (このIDを非表示/違反報告)
アリちゃん@黒薔薇(プロフ) - コユキ☆さん» ありがとうございます！ (2019年2月18日 8時) (レス) id: 3ca2afd54c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリちゃん@黒薔薇 | 作成日時：2017年5月15日 15時
