意識が ページ3
神様と別れた瞬間に体に痛みを感じた。右手は誰かに握られているようだった。重い瞼を開けると光ちゃんが私の手を握り泣いていた。伊沢さんも ごめんな と言いながら泣いていた。声を出すのもしんどい私は光ちゃんの手を精一杯握り返した。
光「Aちゃん?」
伊沢「Aちゃん、意識戻ったの?」
光「はい。握られたような気がして....」
私はそっと目を開けた。2人は泣きながら優しく笑いかけてくれた。お医者さんが来た。どうやらナースコールで呼んでくれたらしい。
話によると車の運転手が飲酒運転をしていたらしく信号無視、ぶつかった私の右半身はボロボロになったということらしい。
あれから1週間、とりあえず退院が決まった。
まだ1人での生活は厳しいということで、ひかるちゃんのおうちにお泊まり♡
あれからというもの、伊沢さんは私に迷惑だからといって姿を見せない。
私は右腕折れているがなんとか学校にはいってる。左手での授業も車椅子での移動も大変すぎてストレス溜まるわ。
ある日学校で松葉杖の男性を見つけた。もしかして、
「ねぇ光ちゃん。あれって伊沢さん?」
光「そうかも。行ってみる?」
「うん!」
近づくとやっぱり伊沢さんだった。でも私の知らない友達といるし、後ででいいや。
(色々あって設定忘れかけてたけど人見知り!)
光「伊沢さ〜ん」
伊沢「久しぶり!」
光「今お時間大丈夫ですか?ちょっとこっち来て貰えます?」
伊沢「うん、大丈夫だけど。」
光「一緒にご飯どうですか?」
伊沢「わかった、ってあれAちゃん?」
光「そうです。一緒に来てて」
伊沢「大丈夫なの?足とか腕とか」
光「ご本人に聞いてください、あそこにいるんですから」
伊沢さんがひかるちゃんと何かを話しながらこっちに来る。どうしたんだろう
伊沢「Aちゃん久しぶり!学校来て大丈夫なの?」
「うん!治った!!」
伊沢「ははっ、そっか元気そうでなによりだよ」
伊沢さんは泣きそうだった。私は神様に助けて貰ったことを思わず言いそうだった。
「わたしね、うっ、、」
初めて神様にあったところ。
『話してい行けないと言っただろ』
「ごめんなさい、つい。」
神様との空間を天とでも呼ぼう。天からは人間界を眺められる。そこには溜めていた涙をこぼした伊沢さんと、落ち着いて座っている光ちゃんが居る。
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ゆい(プロフ) - わかれどころ。さん» ありがとうございます。良ければリクエストお待ちしてます! (2020年4月23日 21時) (レス) id: 25390fa415 (このIDを非表示/違反報告)
わかれどころ。(プロフ) - 面白いです!スランプ頑張って立ち直ってください。 (2020年4月23日 21時) (レス) id: 772de3e10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2020年4月12日 9時