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瑞稀くんの嘲笑付き「馬鹿にしてんの？」が発された瞬間、この空間は瑞稀くんに支配された様に固まった。
やっとのことで出てきた「ごめん」って言葉にも「馬鹿にしてんだ、そうですか」と冷たい声が返って来て身を固める。
重たい空気の上、さらに涼くんの「何で話してくれなかったの？」という寂しそうな顔で痛みが増した。
「それは、……」
「犬飼さんは気遣ってくれたんだと思うよ」
意外にもその重たさを和らげたのは、作間先輩で。
立ち上がった彼を見詰めると、まっすぐな目で交互に涼くんと瑞稀くんを見た。
「おれとがりさん高校一緒だったから知ってる、その時から周りを見て空気を壊さない様に気を回してた」
がりさんはそこが嫌だったらしいけど、と挟みながら発される言葉を呆然と見ていた。
「悪い事を考えて黙ってたわけじゃないのはおれでも分かるから、せめて2人の話聴いてあげて」
そこまで言って座ると、作間先輩が私たちに目配せする。
話せる？みたいな優しく心配そうな目で先輩は私を見た。
………正直怖いけど、戦うと決めた決意に後悔は無い。
お守りがわりにこっそり先輩に手を近付けると、一足先に気付かれぎゅっと握られる。
いつもなら照れてしまいそうなその手を握り返すと、姿勢を正して猪狩先輩以外の名前をフルネームで呼んだ。
「特に涼くん、瑞稀くん、隠しててごめんなさい。猪狩さんとお付き合いしている犬飼Aと申します。」
それから頭の中で考えを纏め、拙いながらゆっくりと話し始めた。
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氷雨(プロフ) - 理子さん» コメントありがとうございます。 氷 雨 。(@His_x_o_Ame)です ! (2021年12月18日 10時) (
レス) id: dfb674a32e (このIDを非表示/違反報告)
理子(プロフ) - Twitterのユザネを教えて欲しいです！ (2021年12月18日 9時) (レス) @page6 id: 69b2f71674 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます。大学生になったのでずっと書きたかったシチュエーションを書いてみました笑 楽しんでもらえてて嬉しいです！ (2021年9月10日 12時) (レス) id: 292262d02a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ほんと素敵な作品で、続きが気になります！猪狩くんからのちゅーにドキドキしちゃいました、、！ (2021年9月8日 23時) (レス) id: 7b49f138be (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 8888さん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけていることに凄く安心しました、嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします。 (2021年2月27日 8時) (レス) id: 2ebab5b447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷 雨 | 作成日時：2021年1月11日 19時
