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バスはやっぱり街の方へ向かっていた。バスから降りてチョンウォヌの後ろを歩いていくと、コーヒーショップに入った。
「……お前飲める？」
「甘いの飲める」
「ん」
私からはよく聴こえなかったけど、チョンウォヌは注文と会計をしていた。なんだかデートみたい……。コーヒーを持ってきたチョンウォヌは私に1つ渡して窓際の席に座った。
「ありがと、後でお金払う」
「小銭しかないくせに」
「払えるもん」
「俺が勝手に買っただけ。いい」
チョンウォヌはそう言いながらまた窓の外を見ている。カフェも、窓際の席もとっても似合っているけど、意外なのが飲んでいるコーヒー。
「チョンウォヌって甘いの好きなんだ」
「うん」
「へー、かわいい」
飲んでいたのはクリームが乗った甘そうなラテ。意外とこんなの飲むんだ……。知らないことがたくさん知れて私はとても満足。
喋りながらもコーヒーを飲み終え、お店を出る。その頃には結構時間が経っていた。鞄が無いから授業が終わる頃に学校に戻りたい。
「ねー、学校戻ろうよ」
「あ？今から？」
「バス乗って、そこから歩いて学校ついたら丁度いい時間だよ」
「ふーん」
チョンウォヌは他に行きたいところがあったのか、あまりノリ気では無かったけどバスに乗ってくれた。
またバスに揺られながらチョンウォヌを見つめる。周りから見たらきっとカップル……そう考えただけで幸せ。早く私に振り向いてよ。
学校に着くと、グラウンドでは部活をしている生徒の声で賑わっていた。チョンウォヌには玄関で待っててと言って階段を登る。抜け出したから少しドキドキしつつも教室に入ると、もう誰もいなくてほっとする。
鞄を持ち玄関へ戻るとチョンウォヌの話し声が聞こえて驚く。誰かと話してる……。上靴を履き替えてそこへ行くと、チョンウォヌよりも背の高い男の子がいた。
「……あ、ヒョンの彼女？」
彼は私に気づいてそう言った。八重歯のかわいいそれは俗に言うイケメン。チョンウォヌでも大きすぎると思っていたのに……こんなに大きい子いるんだ。
「あ、チョンウォヌ！こっちに来なさい」
丁度下駄箱の間から見えたのか、先生が大きな声でそう言った。私は下駄箱で見えていないようで見つかることは無かった。チョンウォヌは無断欠席だったらしく、そのまま職員室へ連れて行かれた。残された私と、謎の男の子……。
チョンウォヌがいなくなり気まずく感じる私。
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ちみん(プロフ) - 更新楽しみに待っていますわたしの生きがいですうわあ！！！ (2015年10月22日 9時) (
レス) id: e4fcf71935 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ほんまにかっこよすぎてしにそうです一生この2人の小説読んでたいです作者さん愛してます (2015年10月16日 0時) (レス) id: 7882deab33 (このIDを非表示/違反報告)
スホム(プロフ) - 一気読みしてしまいました…更新楽しみにしています (2015年10月5日 1時) (レス) id: 69cdfc75a5 (このIDを非表示/違反報告)
mikity(プロフ) - 最高です!!ちんちゃちぇご！！更新まってます！ (2015年10月3日 17時) (レス) id: 0a3cef5bc4 (このIDを非表示/違反報告)
JD(プロフ) - 。さんの作品最高です>_< ウジ君の方の更新も楽しみにしてます！頑張ってください♪ (2015年10月2日 1時) (レス) id: 58defcf1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。
| 作成日時：2015年8月28日 1時
