55. 落ち着く人 ページ5
＊
深澤「えっと、Aちゃんは今何年生？」
『中1、です、』
深澤「俺中２だから一個下かー。あ、気軽に辰哉とか、ふっか、とか呼んでいいよ」
『あ、はい･･･』
あの後、お母さんが無理矢理辰哉くんをウチに上げて2人でお話しててね、って買い物へ行ってしまった。
初対面の人と何話せばいいの･･･！？
お兄ちゃんで男の人の耐性はあるはずなのに、なんか緊張する･･･
深澤「あと、敬語もダメ。タメで話して？」
『っ、わ、わかった。た、辰哉･･･』
深澤「そうそう笑」
ていうか辰哉って、本当に中学2年生なの？
ネックレス付けて、ドクロの指輪付けてて、ピアス一個開けてるし･･･
校則とか引っかからないのかな、
深澤「お兄ちゃんがいるんだっけ？」
『うん、辰哉と同い年。バスケ部入ってる』
深澤「お、じゃあ仲良くなっておきたいなぁ。名前なんて言うの？」
『しょうた』
深澤「渡辺翔太ね、おっけ覚えた笑」
辰哉すごいなぁ、私と初対面なのに前から友達みたいな雰囲気で話しかけてくる。
さっきお母さんから聞いた、昔のお父さんみたい。
深澤「Aは部活入ってんの？」
『うん、料理部』
深澤「え、すげぇ！なんか作れんの？」
『前にお母さんの帰りが遅い時があって、その時はたまに私が作ってたかな』
深澤「中1ですげぇな、俺米炊くくらいしかできねぇわ」
『味噌汁も簡単だよ？笑』
深澤「うっそマジ？今度教えてよ笑」
なんか辰哉と喋ってると、落ち着く。
出会って数分なのに
深澤「･･･ん？どうした？」
『へ･･･？』
深澤「いや、なんかすげぇ見られたから笑」
私、無意識に辰哉のこと見ちゃってた･･･？
でも、なぜか目が離せなくなってた。
深澤「あ、そうだ。俺この後友達と遊ぶ約束してるからそろそろ帰るわ」
『わかった。話し相手になってくれてありがとう笑』
深澤「んなのいつでも付き合うよ！じゃな！」
突然現れて、嵐のように去っていった。
私、もっと辰哉のこと、知りたいな
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きよきよ(プロフ) - 途中、ハラハラしましたが、みんなハッピーエンドになって良かったです♡ ステキなお話ありがとうございました♪ (2022年1月19日 16時) (
レス) @page50 id: d5f96808bc (このIDを非表示/違反報告)
m - いつも楽しみに読んでます！ (2022年1月12日 10時) (レス) @page38 id: f159bcba7d (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 第ニありがとうございます‼️悪いふっかさん楽しみです。でも岩本さん傷つかないで😭 (2021年12月31日 17時) (レス) @page3 id: 645033c6ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべち
| 作成日時：2021年12月31日 14時
