54. 対面 ページ4
＊
『お母さんが決めるのを、ずっと待ってた･･･？』
母「ね？ビックリでしょ笑
なんで決めなかったのか聞いたらね、
" お前がちゃんと大学生活を送れるように、俺が見守ってやる "
って。
そんなん言われて惚れない女はいないよ。私はその時初めて、隼人を好きだって気づいたの」
お母さんとお父さんにそんなことがあったなんて･･･
運命的な出会い、したんだなぁ
母「隼人は私の行く大学に進学して、付き合って結婚して、2人を産んだ、って感じなの笑」
『なんかすごいこと聞いちゃった･･･！』
母「話したこと、隼人には内緒ね？笑」
『言わないよ笑』
2人がこんなに仲良しなのに、あの時一瞬でもお母さんが浮気してるかもなんて考えた自分が恥ずかしいや。
お兄ちゃんには軽く教えておこう。
母「Aにはそういう子、いないの？」
『いないよー。まだ早くない？』
母「恋に早いも遅いも無いわよ。仲良い男の子とかいないの？」
『んー、あんまり男子と喋らないからなぁ』
クラスでは仲のいい女子としか喋ってないから、お母さんみたいな運命の出会いはまだ来そうにない。
母「あ、じゃあお隣の辰哉くんは？」
『たつや、くんって･･･？』
母「あれ、Aまだ会ったこと無かったっけ。
この前隣に引っ越してきてね、翔太と同い年の子なの。
学校は違うけど、カッコイイ子よ？」
『ふーん･･･』
一個上の男の子なんて、尚更話しにくいよ･･･。
その " たつやくん " のことを考えているとインターフォンが鳴った。
お母さんが玄関に行き出ると、「あら！」と嬉しそうな声が聞こえた。
リビングのドアからこっそり覗いてみると、お母さんの前には男の子がいた。
母「今ちょうどね、辰哉くんの話してたのよ！
･･･あらA、ちょっといらっしゃい」
お母さんに手招きされ、傍へ行くと見たことない男の子。
母「A、この子がさっき話してた辰哉くんよ」
『え？この子が･･･？』
深澤「この前隣に引っ越してきた深澤辰哉です。よろしくね笑」
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きよきよ(プロフ) - 途中、ハラハラしましたが、みんなハッピーエンドになって良かったです♡ ステキなお話ありがとうございました♪ (2022年1月19日 16時) (
レス) @page50 id: d5f96808bc (このIDを非表示/違反報告)
m - いつも楽しみに読んでます！ (2022年1月12日 10時) (レス) @page38 id: f159bcba7d (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 第ニありがとうございます‼️悪いふっかさん楽しみです。でも岩本さん傷つかないで😭 (2021年12月31日 17時) (レス) @page3 id: 645033c6ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべち
| 作成日時：2021年12月31日 14時
