79. 独占欲 ページ29
深澤side
翔太とAが今、車に乗って別の所へ行ってしまった。
Aと住むところ違うだけで、こんなに喪失感って出るんだ･･･
祖母「楽しみが減っちゃったねぇ」
祖父「また遊びに来てもらおう。ほら、寒いから入るよ」
深澤「うん･･･」
玄関に戻ってもAの靴はない。
洗面所に行ってもAの歯ブラシも、タオルもない。
階段を登ればネームタグの付いた部屋は俺のだけ。
Aの部屋を開けても、何もかもが無くなった。
クリスマス後の日々は、ずっとAを離せなかった
何もしなくてもずっとAを抱きしめてて、
お互い勉強中でも隣にいてもらって、
ゲームをする時も、漫画を読む時も、映画を見る時も、
ずっと隣にいてくれた。
一瞬離れただけでも寂しいと思うのに、これからどうすんだよ･･･。
深澤「俺の事、飽きないかな･･･
見捨てないよな･･･？」
Aを失ったら、俺は生きる意味を失うのと同じだ。
Aが俺の全てで、Aの全ても俺であってほしい。
深澤「こんなに大好きなのに、どうしていないの･･･」
勉強机の横の引き出しを引くと、こっそり隠し撮りしたAの写真が何十枚も溜まっていた。
初めて会った日から撮り続けて、これしか溜まんなかったな･･･
もっと撮る予定だったのに、色んな邪魔が入って減っちゃったよ
クリスマスの日なんか、散々だった
変な女に絡まれてAに助けられるなんて想像してなかった。
中学2年生の女の子に何させてんだって感じだ。
あの日以来Aに対する独占欲みたいなものが増していった。
普通の男なら手を出しているけど、俺は出せない。
高校生になってからとか、そういう問題じゃない。
大切にしたいから、汚したくない。
また恐怖心を与えてしまうかもしれない。
それでもAが認めてくれるなら、
壊れるくらいAを愛するだろう。
深澤「どうしようもねぇ男だな、俺･･･」
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きよきよ(プロフ) - 途中、ハラハラしましたが、みんなハッピーエンドになって良かったです♡ ステキなお話ありがとうございました♪ (2022年1月19日 16時) (
レス) @page50 id: d5f96808bc (このIDを非表示/違反報告)
m - いつも楽しみに読んでます！ (2022年1月12日 10時) (レス) @page38 id: f159bcba7d (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 第ニありがとうございます‼️悪いふっかさん楽しみです。でも岩本さん傷つかないで😭 (2021年12月31日 17時) (レス) @page3 id: 645033c6ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべち
| 作成日時：2021年12月31日 14時
