76. 恐怖 ページ26
深澤side
Aがお手洗いへ向かってすぐ、知らない女に声をかけられた。
Aにカッコよく思われたくて、似合う彼氏で居たくてちょっとおしゃれしてきたのが裏目に出たな･･･
女「ねぇねぇ、高校生？」
深澤「･･･」
女「いま一人でしょ笑」
深澤「･･･」
A以外の女とか、ましてや逆ナンしてくる女とは話したくもない。
何を聞かれてもフル無視してA戻ってくるのを待つことに。
女「･･･ねぇ、聞いてる？」
深澤「っー！？」
突然腕を組まれて近づかれ、匂いのキツい香水と女に触られた感触で全身に鳥肌が立ち、勢いよく女の腕を振り切った。
左手も軽く触られたよな･･･
あとで手洗ってこよう
深澤「触んなブス」
女「っ〜！？ な、なによ、、生意気ね！！」
深澤「ちょ･･･！？」
なんだコイツ！？何歳か知らねぇけど力強すぎだろ！！
ゴリラ女だなホントに！！！
腕掴まれたままどこかへ連れていかれそうになるも、ここは運悪く人気の少ない道だ。
横を通る通行人もただの兄弟喧嘩にしか見えてないだろう
叫んだところで冗談にしか捉えられねぇだろうな･･･
深澤「離せって･･･！！」
『誰かー！！誘拐されるー！』
この声、A！？
辺りを見渡すとこちらへ走ってくるAの姿があった。
Aの声に油断した女が力を緩め、その隙に振り切ってAの元へ走る
『辰哉！！』
深澤「A･･･！」
女「ちょ、なんなの！？」
Aは俺の左腕を組み、少し遠くにいるゴリラ女に向かって叫んだ
『辰哉は、私の彼氏だもん！！！』
深澤「っ！」
女「なによ、彼女いんじゃん。つまんねぇ」
呆れた女はそのままどこかへ行った。
色々ありすぎて混乱しているが、Aが助けてくれたことには変わりはない
それに、怖かったのか少し震えている。
Aに助けてもらって、情けねぇよ俺･･･
『っあー･･････こ、怖かっ───』
深澤「ありがとう･･･」
『た、つや･･･？』
深澤「怖かっただろ、もう大丈夫だから･･･」
『っ、、うん･･･こわ、かった･･･っ』
泣きながら震えるAの体を強く抱きしめる。
もう、二度と離さないくらいに
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きよきよ(プロフ) - 途中、ハラハラしましたが、みんなハッピーエンドになって良かったです♡ ステキなお話ありがとうございました♪ (2022年1月19日 16時) (
レス) @page50 id: d5f96808bc (このIDを非表示/違反報告)
m - いつも楽しみに読んでます！ (2022年1月12日 10時) (レス) @page38 id: f159bcba7d (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 第ニありがとうございます‼️悪いふっかさん楽しみです。でも岩本さん傷つかないで😭 (2021年12月31日 17時) (レス) @page3 id: 645033c6ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべち
| 作成日時：2021年12月31日 14時
