68. 父の本性 ページ18
＊
桜舞う4月
私は進級して中学2年生、お兄ちゃんは3年生
華々しい日を迎えるはずだった始業式の今日、私とお兄ちゃんは学校を休んだ。
いや、行けなかった
母「ねぇ、誰よこの女！！」
父「無理矢理連れていかれたんだよ！」
母「それも嘘よ。私の友達がハッキリ見たもの、
隼人がこの女の腕を引っ張って、ホテルまで連れてくとこ！」
今日の言い合いはいつものやつじゃない、
本気のやつだ。
お母さんが萩原さんから確実な証拠を掴んだと言っている。
写真でも動画でも、証拠をお父さんに突きつけているがお父さんは全部後輩の女の子のせいにしている。
言い訳に怒り狂ったお母さんは周りの家具やコップ、写真立てをお父さんに投げつけた。
リビングから逃げたい私とお兄ちゃんも、床に散らばったガラスの破片やプラスチックのかけらがそこらじゅうに落ちていて無闇に動くことができず、キッチンの裏から様子を伺うことしかできない。
父「その写真とか動画だって偽物だろ。見たって言ったやつも嘘かもしれないぞ？」
母「なわけないでしょばーか。私に教えてくれたの、萩原なんだから」
父「なんで、萩原が･･･！？」
お父さんも萩原さんが協力するとは思っていなかったらしく、初めて動揺した。
私たちに話したことをお母さんはお父さんにぶちまけた。
話を聞いてる最中、お父さんは表情ひとつ変えずにいた
何を考えているのかさっぱり分からない。
母「今言ったことが全部事実よ。翔太も隼人とあの女が一緒にいた所、ちゃんと見てるんだから！」
父「翔太･･･」
翔太「っ、、」
お父さんとお兄ちゃんはお互い睨み合っていた。
お兄ちゃんがお父さんに反抗するの、初めてかもしれない
父「･･･ふっ、あーあ！！
バレちゃったかー･･･」
『うそ･･･』
翔太「あの野郎･･･！」
母「なんでよ！！なんで！！･･･っ、なんで、、」
膝から崩れ落ちたお母さんを見下すようにするお父さん。
父「元はと言えば、お前のせいだろ凛子」
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きよきよ(プロフ) - 途中、ハラハラしましたが、みんなハッピーエンドになって良かったです♡ ステキなお話ありがとうございました♪ (2022年1月19日 16時) (
レス) @page50 id: d5f96808bc (このIDを非表示/違反報告)
m - いつも楽しみに読んでます！ (2022年1月12日 10時) (レス) @page38 id: f159bcba7d (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 第ニありがとうございます‼️悪いふっかさん楽しみです。でも岩本さん傷つかないで😭 (2021年12月31日 17時) (レス) @page3 id: 645033c6ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべち
| 作成日時：2021年12月31日 14時
