【呪術廻戦】補助監督鍵ちゃん

5. ニコチンと呪いの王 ページ6

【虎杖side】



考えてた。

たとえ改造人間であったとしても
俺は人を殺した。


そのおかげでナナミンが助かったのは
ただの結果論だ。



『…七海が何言ったかとか知らないけどさァ


七海が助かったのは悠仁のおかげだろうし

その結果救えない人間を見捨てることって
間違ってるとは思わないけど？

アイツが生き延びて救える人間の方が多いし』



メチャクチャ合理的な答え返ってきた。


「いや、それはそうなんだけど…
いいのかな、それで」


『私は仲間が死ななけりゃそれでいーや。


悠仁は優しすぎるんだろうけど
思いを馳せられる人間の数には限りがある。

割り切らないとこの仕事キツいでしょ』




まぁ私は補助監督だけどね〜と付け加えた
タバコを咥えながら笑う鍵ちゃん。

…ナナミンも、似たような事言ってたな。




「鍵ちゃんって…意外とマトモ？」

『意外とじゃねーんだよクソガキィ

モヤモヤ晴れたなら訓練頑張りな〜
もうこれからは強くなる以外の選択肢ないよ』

「おう！！」



なんだろ、鍵ちゃんと話すと元気出るな。
やっぱめちゃくちゃ友達っぽい。


『じゃ、そろそろ仕事行って__「小娘」』



頬から宿儺の口が出てくる。コイツ一体…



『えっっ、キモッ…

何、悠仁何ソレやめとけよキモいってそれ』


「俺だってやめたいけどさぁ！！！
鍵ちゃんこそそーゆー顔すんのやめて！？」



流石にドン引きされると傷つく。


頬を手で押さえても今度は手の甲に現れる。

そして


宿「オマエは術師では無いのか」



鍵ちゃんに聞いた。



『手の甲でもキメェよ……』

宿「随分と無駄口を叩くのが好きなようだな」

『無駄口も会話の醍醐味じゃん？

術師じゃないよ〜
見りゃ分かんだろ何年呪いやってんだジジイ』

宿「…つまらんな、オマエは」

『知らねーよ、とっととお戻りなさい
タバコ食わすぞオラ』



鍵ちゃん…俺の身体なんだよ一応……





＿＿＿


タバコ食べるとニコチン中毒になって
死亡することもあります。

絶対に食べないで下さいね！

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