【呪術廻戦】補助監督鍵ちゃん

33. 地雷踏んだら死刑 ページ38

【五条side】



『五条さん』


教員室でゆっくりしてる時に
珍しくAの方からやって来る。


「どーしたの、いつにも増して怖い顔だね」

『どうしたもこうしたもねェんですよ。
何です？あのお金』

「あのお金ってどのお金？」

『前に5000万私に振り込んだでしょ』


あぁ、アレね。


「Aが言ったんでしょ、慰謝料って」

『本当に振り込むのバカですよ。
あと額にも引きました。後日返します』


わざわざ口座番号まで渡しといてそれ言う？
って思うよね、うん。


「まあ減給された時の足しにでもと思って」

『あ？マジでムカつくな？

アンタのお金が無くても他の男からのやつで
余裕で余るっつーの。

そういう同情であんなお金振り込んできたなら
不愉快でしか無いッスわマジで』


頑固。意地っ張り。まあ事実なんだろうけど

「別に僕、オマエに同情とかしてないよ。

オマエがらしく無く他の男に媚びて貰った金を
使わせたく無いだけ」



それに僕にとってAと添い寝とか
5000万以上の価値があるし。



『私が何してようが関係ないですよね』

「もういい歳だろ、潮時考えろよ」


あ、ヤバ。
今のはマズったと自覚してる。


「…謝った方がいい感じ？」

『……前言いましたよね
ブスに向かってブスは禁句だって』

「なんか言ってたね」

『ババアにババアもダメなんだよ馬鹿が。
謝罪なんていらねーから潔く腹切って死ね』





前髪の隙間から見えたその目は


結構マジで「殺すぞ」って感じだった。





………


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