【呪術廻戦】補助監督鍵ちゃん

26. 他力でかえりまふ ページ30

【伊地知side】






事務作業に追われる中、鍵兎さんからの電話。

そして続けてメッセージが来る。
送られてきたのは位置情報。


何か緊急の事態が…！？
急いで開くと


19:56
鍵兎さんタクシーでよろしく
一体何があったんですか?
2人とも飲んじゃって車ムリなった


よくよく見ると、そこは居酒屋。

学長からは禁酒させたって聞いてたのに…
七海さんまで一体…

伊地知くん、来る必要はありません。
私達は自力でかえりまふ


「……」

おそらく七海さんが打ってるけど……
誤字……かなり酔ってそうだ。


そちらに向かいますので…
1時間ほどお待ち下さい



仕事も多い。今夜も寝れそうにな『伊地知』



五「やっほ〜、残業大変だね〜」



今、この状況で1番会いたくない人だ…。


「五条さん…どうも……」



なんとかこの事は隠し通さなければ！！


五「硝子と飯行くけど、オマエも来る？」

「えっ」


家入さんも来るのか……？
行きたい。とても参加したい。だけど…


「仕事が残ってますので…すみません」


迎えに行かなければ殺される。

七海さんが守ってはくれそうだが
その後3倍になって返ってくる予感しかしない。


五「えー、そんなの後輩に任せなよ。

というかAの分でしょソレ
アイツ今どこ？何してんの？」


「七海さんの…任務に同行中かと……」



嘘は言ってないよね…？
この人に嘘ついてもビンタされる可能性がある



なぜ私はいつもこの2人に巻き込まれるんだ…。

その時電話がかかってくる。


マズい、鍵兎さんだ。




「すみません……もしもし」

『もしもーし、もうアルコール限界なんだわ
早く来いよ〜！』




声が非常に大きい。
五条さんにまでダダ漏れだ。




五「へぇ〜…面白そうじゃん硝子呼んでくる」





帰りの車が地獄になるのが見えてしまった。

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