【爆豪勝己】仮面王女の鎖

3. ぶっ潰す ページ5

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「もしかして、『あの噂』の為に…

ようやく世界各国が動き始めたと？」


エッジショットの含みのある言葉に
軽く頷くジーニスト




「だからその噂って何だよ」


「爆豪知らねぇのか？『黙れ殺すぞ！！』」


なんでテメェらは知ってんだよ。



「大体ベルガラールなんて植民地支配に伴う
人身売買を合法的に〜とかしか話に____





…！もしかしてそれかよ」







黒い噂…それは誰もが見て見ぬ振りをしていた

『事実』そのもの、って事か



世界が平和を保全する為に、世界中の国々は
国際平和連合に加盟している



ただ１つの王国…ベルガラールを除いて。




これは高校の歴史レベルの話になっちまうが


ベルガラールには事実上の植民地がある。


住んでいる大半の人種はかつて
ベルガラント人と対立していた、レガト人だ。



この区別は外見では出来ねェ。

元々はベルガラント人からレガト人が
派生したからだ。


ただ、レガト人には個性が『２つ』発現する。
言っちゃあこの世界の人種的には最も強ェ。



ベルガラント人は即座に攻め込み、
まだ小国だったレガート王国を弾圧した。


それはレガト人を恐れていたからだろう。


そこから旧レガート王国はベルガラールの
事実上の植民地となった。




「___長い歴史を持つベルガラールの愚行を
裁くために、ようやく世界は動き始めたのだ。


それに…あの国で行われているのはレガト人の
迫害だけでは無い」



「あぁ…国家として裏社会の人間と関係を持っているそうだな

独裁国家に反逆する者たちが今までに何人もいたが…誰1人残らず行方不明になっている


そのような奴らを…もう野放しにはできない」



エンデヴァーの顔は険しいままだ




話纏めりゃァ

世界中の警察とヒーローが手ェ組んで
この王国をぶっ潰すって事か



…おもしれェ




「…そして話を戻すが、ここでの本題は


サミットで我が国の首相の護衛に付くヒーローを決めなければならない、と言う事だが



…エンデヴァー、ホークスを始め我々の中で
ある程度は決定させてもらった



…デク、ショート、ダイナマイト。

ここに呼ばれている意味は
もう分かっているな？」






「…ッたりめェだ！」
「うっす」
「はい！！！」





その他エンデヴァーとジーニストを含む
トップヒーロー数人と

俺ら若手3人が出向くことになった。

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