三十一話 ページ32
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「...？」
「...話がずれちゃったね。
壊理ちゃんは悪くないの。
...壊理ちゃんは、今まで頑張った分幸せになっていいんだよ。
...だから、今からは暗いことは話さないで。
そういうのは壊理ちゃんには似合わないから。
...今は笑えないだろうけど、
私が...私達が笑わせてあげる。
...約束するよ。
壊理ちゃんは私の約束を守ってくれたから、
今度は私が頑張るよ！
ね！」
そう言って私は壊理ちゃんに小指を絡ませた。
「...うん。」
「「ゆーびきりげんまん
うそついたらはりせんぼんのーます！
ゆびきった！」」
「「約束ね！」」
「え？...ﾌﾌｯ！何で壊理ちゃん私と同じことを言ってるの？」
「...お姉ちゃんの真似！」
「そっか！私の真似か〜！ﾌﾌｯ！
...じゃあ、壊理ちゃんは学校を回っておいで。」
「...お姉ちゃんは一緒じゃないの？」
「...私はやらないといけないことがあるから。
今日はいけないの。ごめんね。
...その代わり、文化祭は一緒だよ！」
「ほ、本当！？」
「本当だよ〜！
...じゃあ、壊理ちゃんは楽しんできてね。
私はもう行くから。」
「う、うん！ばいばい！」
「ばいば〜い！！」
ﾊﾞﾀﾝ
壊理ちゃんと別れて寮の中に入った私は
ネックレスを抱えて座り込んだ。
...大丈夫。大丈夫。
私には治崎さんとその思い出がついてる。
大丈夫。大丈夫。
「...大丈夫。大丈夫。...大丈夫だから。」
...落ち着いて。
私には治崎さんに壊理ちゃん...相澤先生だって
ついてる。
何も心配することは無い。
私のことを見てくれた人はここにもいるから大丈夫。
...大丈夫なの。
大丈夫だから、暴走しないでよ...！
...触手が暴走仕掛けてる。
落ち着いて。大丈夫だから。
「...A？
さっき外から怒鳴り声したけどなんかあった？
...A、大丈夫...？
具合悪いなら休んでなよ。
なんか服も濡れてるし...
風邪ひいちゃうから一旦着替えてきなよ。
...できなさそうだったら、
今日は楽器の練習もしなくてもいいからさ。」
耳郎...私のこと、心配してくれてる。
...他の奴等とは違う。
私を見て、私を心配してくれた。
...耳郎は優しいなぁ...
こんな私にも優しくしてくれる。
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桜 - 伊織さん» ありがとうございます！！！更新頑張ります！！！ (2020年5月18日 16時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっっごい好きですうう…これからも楽しみにしてます、更新頑張ってください！！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 70033b6f85 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 腐った鬼さん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！！ (2020年5月15日 16時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
腐った鬼(プロフ) - めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2020年5月15日 3時) (レス) id: ddcd1c8cd7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 雪さん» ありがとうございます！！あまり評価が無いので面白くないのかな？と思っていたので凄い嬉しいです！！ (2020年5月6日 15時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tragic hero | 作成日時：2020年4月8日 7時
