P.48 ページ6
.
───放課後
七海「じゃ、また明日ねー！」
翔平「しげまたなー！」
重岡「おん、また明日〜」
『じゃあねー！』
七海達と別れいつも通りしげと下校。
『ねぇ、本当に明日、私がお弁当作るの？』
重岡「おん」
『はぁー。』
重岡「そんなため息までつかんでええやろ」
『人にお弁当なんて作ったことないんだもん』
重岡「おっ！記念すべき初めてやな！
将来ええ嫁さんなれるように今から勉強しとき？
俺が特別練習台になったるわ」
『なっ！余計なお世話なんですけど』
重岡「あっ……」
何か思い出したような声を出して私の前に立ちポンと肩に手を置いた。
『え、なに？』
重岡「頼むから、食べれるもんにしてな？』
『……は？』
重岡「はははははっ！なんやねん、その顔ー！」
『うぅー！むかつくー！！
ちょっと一回殴らせて！！』
重岡「嫌やー！」
ギャハハハって笑って逃げるしげを追いかける。
重岡「ちょ、膝曲ってへんでー！」
『むっ！！しーげーおーかー！！待ちなさい！！』
次から次へとよくまぁ失礼な言葉がポンポンと出てくるなぁ。
なんでこんなやつ好きなんだ私！！
『あっ！！見て、変な生き物いる！！』
重岡「えっ、どこどこどこどこ！？」
距離も離れてもはや追い付けないと諦めた私は
近くを指差して、下手な芝居を打ってみると
まんまと引っかかって駆け寄ってくるしげ。
重岡「なに！？どれ！？どこー！？」
『うっそー！！
馬鹿にした仕返しでーす！』
そう言って、しげの背中に飛び乗ってみた。
重岡「うおっと！！
ちっ、最悪。」
『え、今舌打ちした？
私にあんな暴言吐いといて、今舌打ちした！？』
重岡「お前重いねん」
『女の子に重いとか失礼なんだけど』
重岡「女の子やったん？」
『…髪の毛引き抜いていい？』
重岡「嘘やって！やめて！ごめんなさい！」
髪の毛を軽く引っ張ってみると慌てて謝ってきた。
『あーあ、走ったせいで足動かなーい。
このままおんぶして帰ってくれないとダメみたい』
重岡「はぁーっ、はいはい。
パンツ見えてても俺に文句言わんといてな？」
『ジャージ履いてるから平気だもん』
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuinayuina0128(プロフ) - ちょびすこさん» 楽しみにしてますね！、 (2020年6月1日 18時) (
レス) id: d6cfde0590 (このIDを非表示/違反報告)
ちょびすこ(プロフ) - yrtnさん» コメントありがとうございます(^^)続編の方、少し書き進めてからパスワード外させて頂きますのでもう少しお待ち頂けるとありがたいですm(_ _)m (2020年6月1日 16時) (レス) id: 94ca92dfa7 (このIDを非表示/違反報告)
ちょびすこ(プロフ) - yuinayuina0128さん» お読みいただきありがとうございます!!めっちゃ読みたいだなんて嬉しいです(^^)少し書き進めてからパスワード外させて頂きますので、続編の方もう少しお待ち頂けると幸いですm(_ _)m (2020年6月1日 16時) (レス) id: 94ca92dfa7 (このIDを非表示/違反報告)
ちょびすこ(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます!!続編についてですが、少し書き進めてからパスワード外させて頂く予定ですので、もう少しお待ち頂けると幸いです!!m(_ _)m (2020年6月1日 16時) (レス) id: 94ca92dfa7 (このIDを非表示/違反報告)
ちょびすこ(プロフ) - ha kieさん» お読みいただきありがとうございます!!続編についてなのですが、少し書き進めてから公開させて頂く予定です!!今週中にはパスワード外させて頂きますので、もうしばらくお待ち下さい!!m(__)m (2020年6月1日 16時) (レス) id: 94ca92dfa7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょびすこ | 作成日時：2020年3月29日 7時
