侑似の狐拾ったら私の人生めちゃくちゃなんですが。【2】

霊力 ページ3

貴方side



『巫女ノ零 攻･流星群』



白｢…結界｣



ばちっ、と弾かれる



『っ…』



白｢寒･雪遊｣



侑｢暖･結界｣



ぐぐ、と攻撃が結界をこえようとしてくる



『暖･二重結界！』



やっと攻撃が無くなる



『っはぁ、はぁ、』



侑｢きっついな…｣



ちら、と周りを見るが、皆接戦だ



三貴神も妖力には限界がある



『っ、侑、大丈夫？』



侑｢っおん、大丈夫や、｣



大丈夫だと言いながらも額には汗がたくさん滲んでいる



『…あ、』



攻撃も、防御も雪谷一族が上回っている



『…なら、』



攻撃も防御も回復も、妖力で、できている



妖力が通じないのなら



『巫女は霊力、使うでしょ…っ！』



侑｢！｣



『霊力解放』



『…巫女ノ零 霊能･幽遥乱恋っ！』



白｢！！けっか＿｣



畳み掛ける！！



『巫女ノ零 霊能･月夜華蝶！』



白｢！！｣



ｽﾞﾄﾞﾝｯという激しい音を立てて白の元に攻撃が行く



『はぁ、どう、なった』



侑｢威力、桁、違いやな…｣



白い煙がはれる



白｢っふぅ、はぁ、｣



『…うそ、でしょ…？』



侑｢…！？｣



白｢まだまだ…甘い、｣



白｢狂雪･禍冷封｣



『！』



避けきれない…



侑｢っ狐火･艶踊蘭宵｣



すんでのところで侑の放った攻撃で相殺された



『！』



がく、と侑が膝をつく



『っ侑？』



侑｢げほっ、｣



びちゃびちゃ、と侑が血を吐く



『っ！！侑！！』



侑｢無理、しすぎたわ…ぐっ、｣



『…っ…』



＊A、妖力を分けてあげなさい＊



妖力を、わける？



＊あのままだと妖力の源が無くなって昏睡になるわよ＊



…え



どう、やってわけるの？



＊背中に手を置いて妖力を巡らせるの、そしたら分けることが出来るわ＊



＊…他の方法もあるわ、一番効率がいいのは少し破廉恥ね。さっきしていたけれど…言わないでおくわ＊



…え、なにそれ、気になる



…？もしかして



＊…分かってしまったの？＊



…それが一番効率がいい？



＊ええ、やるのなら止めないわ＊



…分かった。ありがと



『侑、二度目だけど…ごめんね』



侑｢…ん、ん！？｣



侑の頬を手で包み＿＿＿＿



ﾁｭ



優しくキスをした



『…ん、』



妖力が流れていく感覚がする



『…ふ、』



口を離す



『…妖力、大丈夫？』



侑｢あっ、お、おんっ｣



『…ふふ、顔真っ赤』



侑｢うっ、うっさいわ！｣



『あはは！』

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