夜が、 ページ38
貴方side
『…夜が、来た』
窓から見える満月
治｢…｣
角｢…｣
銀｢…｣
侑母｢…みんな、大丈夫やから。｣
侑父｢俺たちがついとるからな。｣
『…はい、』
侑母｢…私たちのような一族は、回復特化、攻撃特化、防御特化しとるけど｣
侑父｢"特化"しとるだけで…攻撃と防御が弱い訳やない｣
治｢…頼りにしとるで｣
侑母｢！ははは、任せとき！｣
『それじゃ…行きましょう』
全｢うん／おん！｣
＊＊＊
『まずはどこに向かうか…』
銀｢とりあえず襲われた場所に行こか｣
『！…うん』
＊
侑父｢…ここか？｣
『はい、』
ここで、襲われて
それで…
…
…しっかりしろ！！大丈夫、侑は生きてる、大丈夫。
ぶんぶんと頭を振り、リセット
角｢なにか、分かりますか？｣
侑母｢…多少の妖力が残っとる…｣
侑父｢妖力を辿れば住処が分かるかもな｣
『！本当、ですか』
侑父｢おん。…行くで｣
＊＊＊
枝分かれした道を右、左、右、真ん中、と進んで行く
『…』
…侑、絶対助けるからね。待ってて、
侑母｢…次は…上？｣
『…上！？』
侑父｢気軽に普通の人間が入れないようにしとるんやろ｣
『どうしますか？』
銀｢どうするもなにも…｣
治｢行くしかないやろ｣
『そ、そうなんだけどさ…』
侑母｢…全･浮遊｣
ふわっ、と体が浮く感覚
『！』
角｢…浮いてる｣
侑母｢行くで｣
『はい！』
＊＊＊
しばらくの間浮遊し、妖力を辿った
侑父｢…ここや｣
銀｢ここ…？｣
治｢入り口はないみたいやな｣
そう、普通の高層ビル…だが、入り口が見つからない
侑母｢あ、Aちゃん。Aちゃんは女の子なんやからこれ、もっとき｣
『わっ、』
ずしり、と少し重いのは少し大きめの革の鞘に入ったナイフだった
『！ナイフ…』
侑母｢護身用や。元々殺傷能力が高いナイフに私の妖力纏わせとるから十二分に強い。扱いには気をつけるんやで？｣
『あ、はい！ありがとうございます』
治｢俺らには何もないんか！？｣
侑父｢男なら拳で戦うんや｣
銀｢えぇ…｣
なんだろ、敵陣の前なのに実家のような安心感は。
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紅映 花(プロフ) - タケ焼きさん» 言います。愛してますｯｯ (2020年9月14日 23時) (
レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
タケ焼き - これから続編に行ってくるけど一言いいますわ これは神作品ですか？ いいえこれはめっさ神作品です。 (2020年9月14日 22時) (レス) id: 0a351bf70e (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 渚華さん» んえぇええ…ありがとうございますっ(泣)あそこは気合い入れましたっ！もうコメントしていただけるだけで愛してます！愛人になりませんか？(？) (2020年8月27日 16時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
渚華 - …最高です…!!!!めっちゃ泣きました…(涙)あつむ…侑がぁぁぁって思いながらめっちゃ集中して読んでました！笑続編も楽しみです!!更新頑張ってください!!応援してます(^^) (2020年8月27日 8時) (レス) id: 508d792419 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 夜雨さん» Twitter見ました…荒ぶりました…更新ガンガンあげていくのでご愛読よろしくおねがいします…画像保存しまくりました… (2020年7月28日 15時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅映 花 | 作成日時：2020年7月6日 18時
