宮侑似の狐拾ったら人生変わった

好き ページ24

貴方side



『お母さん、全部終わったよ』



侑母｢ほんまありがとぉ、助かったわぁ｣



『ううん！大丈夫！』



ぼふ、とお母さんの隣に座る



侑母｢…Aちゃんは侑が好きなん？｣



『…！？違うよっ！』



侑母｢ほぉ〜ん？？｣



『にやにやしないでお母さん…』



侑母｢やってその頬、侑を守ってついた傷なんやろ？｣



『うん。…だって友達だもの。守るよ』



侑母｢…これが恋が芽生える少し前かぁ｣



『違うってばー！』



『お母さんの早とちりー！』



侑母｢はっはっは｣



『…お母さんも、宮一族の人…なんですよね』



侑母｢おん、そうやで？｣



『妖力使って、何か出来るんですか？』



侑母｢できるで｣



お母さんは人差し指を立て、ボッ、と炎を出した



『わあ』



『…綺麗ですね』



侑母｢Aちゃん、侑の＿＿｣



『侑のことは、任せてください』



侑母｢！｣



『…約束は守りますので！』



侑母｢あはは、頼んだで｣



『もちろんです』



『…すみません、ちょっと寝てもいいですか…？』



侑母｢おん、ええで。おやすみな｣



『はい、おやすみ、なさい…』



私はここで、意識が無くなった



＊＊＊



『…ふあぁ〜…あ？』



…なんか…めっちゃ侑の匂いすんだけど



『…ここ侑の部屋じゃん』



リビングで寝たはずなんだけど…



『…誰が運んだ？』



侑｢A起きたん？｣



『…侑？なんで私ここにいるの？』



侑｢？おかんに頼まれたから運んだんやけど…｣



お母さんめ…



『あー、うん。ありがと。』



『目が覚めたら侑の匂いがしたからびっくりした…』



侑｢…ぁ？｣



あっちょっと待って変態みたいなこと言っちゃった



『目が覚めたら侑の部屋だったからびっくりしたわ』



侑｢あ、おん…｣



『…お母さんに好きな人いるか聞かれたけどさ、侑はいないの？』



侑｢…おらん｣



『言うと思った』



侑｢おかん何聞いとんねんほんま…｣



『治の好きな人って誰だろね』



侑｢ロングの子が好き言うとったな｣



『へぇ〜』



『…眠』



侑｢まだ寝ててもええで？土日、ほんで2日で四連休やし｣



『…そうだったっけ』



侑｢ほんまは土日、ほんで祝日で三連休やったんやけど学校の改装で休みんなって四連休やな｣



『そうなのか…』



『それじゃあ寝るわ…おやすみ』



侑｢あ、おん。おやすみ｣

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