手当て ページ21
貴方side
痴漢をした男を引き渡して事情聴取をされたあと、角名と分かれ侑の家で手当てをしてもらっている
＿
侑の部屋
大きめの絆創膏を頬に貼ってもらった
『ありがと』
侑｢…おん｣
『侑は頭ぶつけてない？大丈夫？』
侑｢…多少ぶつけたけど大丈夫や｣
『…そっか。』
侑｢…すまん、怪我させてもうて。｣
『ううん、多少痛みはあるけど大丈夫！』
侑｢…｣
困ったように笑みを浮かべる侑
…私が傷ついた責任を感じているのだろう
『大丈夫だよ、助けてくれてありがとう。』
侑｢…おん｣
『…侑に怪我がなくて良かったよ。私はこの切り傷ぐらいすぐ治るから。』
侑｢…そういうことやないねん｣
『え？…いや、大丈』
侑｢怖かったやろ｣
『…っえ、』
…怖、かった？
『いや、別に、』
侑｢じゃあどうして｣
侑｢…泣いとるん？｣
…泣いてる？
自分の目から零れる涙に、今気づいた
『こ、わ、かった？』
こわ、かった、
『…っ、怖かった…！！』
自覚した今、さっきまでよりもっと涙が溢れて、体が震えて、恐怖心が膨らんで。
侑｢…怖かったな、すまん、すぐ助けてやれんくて｣
俯いた私の頭をぽんぽんと撫で、なぐさめる侑。
『あつ、侑のせいじゃない、』
『悪いのは、全部、あの男だから』
『侑が謝る必要ない、』
侑｢…ほうか｣
そう、侑が謝る必要はないのだ
『…ひっく…ぐす……うぅ』
侑｢…怖かったな、｣
『……ぅん』
ｺﾝｺﾝ
ドアがノックされた
治｢おかんがもう夜遅いからAは泊まっていった方がええって言っとったー｣
侑｢おん、わかった｣
ドアを隔てての会話。
今は助かった。泣き顔とか皆にそうそう晒したくはないものだ。
侑｢今日は泊まってくんか、ちょおおかんにAの服とかもらってくるわ｣
『…うん、ありがとう。』
＊＊＊
侑｢貸してもらってきたで｣
『ありがとう。』
侑｢あ、先風呂入った方がええな、行ってきてええで｣
『あ、うん…』
お風呂…
うん、お風呂に入りたい
触られたところ、洗わなきゃ
＊＊＊
お風呂場
ｻﾞｰｰｰ
『…やっぱり、お風呂は気持ちいなぁ』
『…あはは！ボディーソープも治と侑の匂いじゃん(笑)』
もともとお風呂は好きだったが、お風呂は気持ちいなぁと改めて思った。
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紅映 花(プロフ) - タケ焼きさん» 言います。愛してますｯｯ (2020年9月14日 23時) (
レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
タケ焼き - これから続編に行ってくるけど一言いいますわ これは神作品ですか？ いいえこれはめっさ神作品です。 (2020年9月14日 22時) (レス) id: 0a351bf70e (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 渚華さん» んえぇええ…ありがとうございますっ(泣)あそこは気合い入れましたっ！もうコメントしていただけるだけで愛してます！愛人になりませんか？(？) (2020年8月27日 16時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
渚華 - …最高です…!!!!めっちゃ泣きました…(涙)あつむ…侑がぁぁぁって思いながらめっちゃ集中して読んでました！笑続編も楽しみです!!更新頑張ってください!!応援してます(^^) (2020年8月27日 8時) (レス) id: 508d792419 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 夜雨さん» Twitter見ました…荒ぶりました…更新ガンガンあげていくのでご愛読よろしくおねがいします…画像保存しまくりました… (2020年7月28日 15時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅映 花 | 作成日時：2020年7月6日 18時
