宮侑似の狐拾ったら人生変わった

痴漢 ページ20

貴方side



…この声、は









。









。









＿＿＿＿＿侑？




おっさん｢…な、なんやこのガキ｣



侑｢…今、痴漢しとったよな？｣



おっさん｢は？しとらんわ｣



『…。』



侑｢…｣



周りがざわざわしている



すると侑は私に痴漢してきた男に詰め寄り



侑｢…こいつに手ぇだすっちゅうことは…それなりの覚悟があるんよな？｣



おっさん｢！｣



おっさん｢な、なんやねん、遊んでそうな子やから手出したんやろ、別に俺悪く、｣



角｢開き直り？どんな理由であっても痴漢した方が悪いと思うけど？｣



おっさん｢！｣



治｢…怖かったな、大丈夫か？｣



『…うん、』



治｢…おっさん、さっさと駅員さんとこ行って警察呼んでもらうで。｣



おっさん｢やから俺は…｣



治｢…いいかげんにせぇ｣



おっさん｢ﾁｯ…さっきからなんやねんこのガキら。｣



侑｢は？｣



おっさん｢大人のいうこと聞けないんか？教育がなっとらんなほんま！！｣



おっさんが侑を殴ろうと、侑の胸元をつかみドアにほおり投げ、手を振り上げた









ばちんっっ



ぶたれたのは、侑の頬か



それとも



『…』



Aの頬か。



おっさん｢！｣



『…どうです？私を殴って気が済みましたか？』



これは…キレてもいいよね？



おっさん｢ﾋﾞｸｯ｣



『実際に怖かったんですけどね…怖さも侑を殴ろうとした怒りでどこか行きましたよ』



『人を叩かないと有利に立てない…そっちこそ"教育"が必要なのでは？w』



『口じゃなくて手を出すって大人として情けないですね。口で言い返せないから手が出るんじゃないんですか？』



『それに…あなたの爪が当たって切り傷になりましたよ。痛いですね』



『…あなたに科される刑は、強制わいせつ罪、迷惑防止条例違反、暴行罪、傷害罪…』



『…どんな罰金の懲役が待ってるんでしょうね？』ﾆｺｯ



おっさん｢っぐ…｣



『…さっさと駅員さんとこ行きますよ』



おっさん｢…｣



周りのみんなは驚いているが、はやく駅員さんのところに行きたい



『あ、侑大丈夫？』



侑｢おん、大丈夫や。｣



侑｢…血、でとる｣



侑が右手で私の血を拭う



『ちょっと痛いけど大丈夫！』



侑｢帰ったら手当しよな。｣



『…うん、ありがと』



次の駅で降りて、駅員さんにこいつを引き渡そう…

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