告白 ページ10
貴方side
『ごめんね、治にも迷惑かけて』
治「全然ええよ、好きな子には迷惑かけてもらいたいもんやし。」
『へぇ、そうなん…ん?』
好きな子?
すきなこ?
スキナコ?
What?
『…え?』
治「顔赤いで」
『赤くないし!!』
いや赤いですよ。唐突でしたし。
治「…小さい頃から好きや」
『へ?でも私は』
治「知っとる」
治「ツムが好きなんやろ?」
『うん』
治「でも俺はAが好きや。」
『そっか、ありがと…』
治「謝ったらその脳天に傘ぶっ刺したろ思っとったわ」
『いやんっっ治くん女の子になんてことを…!!』
治「…」
『まじ無言はやめーや』
『…ねぇ、なんで侑あんなに怒ってんの?』
治「…なんでやろな」
『えぇ…』
『…そういえば、1ヶ月後体育祭だね』
治「そうやな、もう何出るか決まっとるん?」
『私って無駄に足速いからリレーに強制参加させられるだろうなぁ』
治「俺もリレーやなぁ」
『!負けないぞ?』
治「俺もや」
『後は…決まってないなぁ』
治「ほぉん」
『体育祭の種目は』
・綱引き
・障害物競走
・部活対抗リレー
・応援合戦(チア)
・借り物競争
・騎馬戦
・教員競走
・クラス対抗リレー
『でしょ?…なんかやたらに走るの多くない?』
治「先生も走るんか」
『らしいよ。でもまぁ騎馬戦は角名の勝ちだろうな、体幹オバケ。』
治「あれはやばいよな」
『プランクとか微動だにしなかったじゃん』
治「1mmも震えてなかったな」
『私は侑への愛で震えてるけどね』
治「…」
『無言はやめようぜ?』
『あ、体育祭の実行委員あるじゃん?治実行委員するの?』
治「いやや、女子が集ってくる」
『!…それじゃあさ、笑にやってもらったらどう?』
治「真中さん?」
『私と殴りあった仲だから信用できるよ』
治「それ信用できるん…?」
『女子の殴り合いは綺麗だぞ。心から語り合ってるんだから。』
『笑は私の親友。』
治「…」
『私はやるよ?』
治「俺もやる」
『なんで!?』
治「Aがやるなら実行委員やるわ」
『私は誰と組もうかな』
治「ツムでええやん」
『いや…喧嘩?中だし』
『銀でいいや。』
治「…まあそれが一番ええな」
___
銀「ぶえっくしゅ」
先生「風邪か?」
銀「いや…」
___
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作者名:紅映 花 | 作成日時:2020年8月10日 0時