幼馴染の侑に全力で好きを伝え続けて2年。(現在進行形) (ページ16)

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帰りの道ページ16

貴方side

侑｢なぁ｣

『ん？』

侑｢…俺が言うのもおかしいんやけど……｣

『なぁに？』

侑｢……なんで俺の事好きなん？｣

『侑のこと褒め始めたらとまらないけどいい？』

侑｢…｣

『無言は肯定と捉えます』

『…侑の好きなところはね』

『優しいしかっこいいし、横顔綺麗だしさりげなく車道側歩いてくれるし私がボケても呆れずにツッコミしてくれるところとか好き。たまに真っ赤に照れるところとか、すっごい意地悪でドSなのも好き。なにより手が綺麗！！ずっと触ってられるぐらい愛してる。バレーしてる時の真剣な顔とかキュンとくる。なんて言うんだろ、威圧顔？が好き。本当好き。バレーが上手なのも好き。怒ってる顔とかも好き。かっこいい時もあるけど偶に可愛いのが心にグッとくる。些細なことにも気づけるとことかも好き。人を励ましたりできたり寄り添ったりしてくれるのも好き。人一倍影で努力して頑張ってるのも好き。』

侑｢〜〜っっ////｣

『…なにより人を守れるところが』

『だーいすきっ！』ﾆｺｯ

侑｢…褒めすぎやろ｣

『…ほんとのことだもん。』

『…でも、侑がいつか私の手が届かないほど遠くに行っちゃう気がして。』

侑｢！｣

『少しだけ、最近不安になる』

私は夕暮れ、というよりもう星が輝いてる空に向かって手を伸ばした

『私が、ここなら』

『…侑は、あのきらきら輝いてる星みたい。』

侑｢アホ｣

『いたっ』

こつん、と軽く頭を叩かれる

侑｢俺がAの例える星ならAも星になればええやろ｣

『！』

『…あはは！そうだね！！』

『ありがと、家ついた。』

侑｢おん、また明日な｣

『うん！またね』

＊＊＊

『…お風呂入ろ』

『…あ、お湯張らなきゃ』

じゃーー、と少し熱めのお湯を張る

＊＊＊

ちゃぷん…

『ふぃー、きもちー』

少し熱めのお湯を張ると、お風呂に入る頃には少し冷めてちょうど良い温度になる

『侑に会いたい』

何時間か前に分かれたばかりなのに、もう会いたいと思う

『はぁ、好きだなぁ』

『…いい匂い』

ゆずの入浴剤を入れたので、いい香りがする

『疲れが取れるわ』

…私が星になればいい、か

そうだね、私が星になればいいんだ

『…頑張ろう、自分の出来ることを今やるんだ』