またかよ ページ21
貴方side
放課後。
『あ、タオル準備しなきゃ。』
頑張ってマネ業してます。
『はい！ボトルです！』
北｢おん、ありがとなぁ｣
『あっくん、ボトルー』
侑｢おん｣
『りんたろー、はい』
角｢ん。｣
皆にボトルを配っていく。
すると入口に
『…はー、ちょっと行ってきますね』
角｢…行くの？｣
『…ん、大丈夫だから、安心して』
倫太郎の頬をスッと撫でた
角｢っ、！｣
『…行ってくるね』
ﾀｯﾀｯﾀｯ
治｢角名、顔赤いで｣
角｢うるっさい…はぁ〜…あれは反則でしょ…｣
侑｢…｣ﾊﾟｼｬ
角｢写真撮んないで｣
侑｢いやや、角名の赤面なんて滅多に見られへん｣
角｢…｣
＊＊＊
体育館裏。
『…なに？』
原｢前はしなかったんやけど…今回はするわ｣
すると彼女はカッターを取り出し
自分の腕を傷つけた
いや、正確には傷つけようとした
『いっ…』
原｢！？なに、して｣
『あーあ、かっこつけようとしたのに…』
彼女の腕を掴もうとしたのだが、咄嗟の事だったため、カッターを掴んでしまい、手が切れた。
『…私が言うのもなんたけど、自分を傷つけちゃダメ。』
ぽたぽたと芝に血が落ちていく。
原｢あんた、なにして、｣
『…傷つけちゃだめ。』
原｢っ！｣
原｢……｣
『…なんで、こんなことしたの？』
原｢…あんたが角名くんの周りに居るし…私は角名くんが好きなのに…｣
『…私は倫太郎の事が好きなわけじゃない、けど倫太郎を傷つけたり危害を加えようとしたら容赦しないから。』
原｢…ごめん、｣
『…もう、これ以上、私たちに関わらないで、お願い。』
原｢…おん｣
『…さっさと行ってよ。カッター持ち帰って。』
ﾀｯﾀｯ
原田が走り去っていく。
『…痛い、なぁ』
『…戻ろう』
ボタボタと血が垂れる。
『…ふー、』
『戻ったよー。』
角｢遅かっ、…え、｣
『…ごめんね、しくじっちゃったわ』
『…大丈夫、死にはしない。』
角｢そういう、問題じゃ、｣
北｢っ、侑、包帯持ってき！｣
侑｢あ、はいっ、｣
角｢あの女…｣
『もういいの、』
角｢っ、でも！｣
『もういいから！』
角｢っ、｣
『関わりたくないの。』
角｢…うん｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅映 花(プロフ) - あ！抹茶さん！(勝手にあだ名つけてる)いつもコメントありがとうございます！いつもコメント見て元気もらってます！いつもご贔屓←にありがとうございます！ (2020年6月25日 15時) (
レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノこの神小説で、何回か心臓止まりかけたは、、 (2020年6月25日 10時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅映 花 | 作成日時：2020年6月2日 18時
