宮侑の初キスは甘酸っぱいレモンの味。

相談 ページ3

貴方side



『…ただいま』



結局全教科サボったよ…



角｢っほほ、おかえりw｣



治｢ツムが顔顰めてたで｣



『いや、だってマネとかもうこりごりよ…』



角｢？なんで？｣



『…中学の頃男バレマネやってたんだけど…人間関係でちょっと…』



角｢あー…｣



『もういいかなぁって。』



治｢ほーん…｣



『てかもう放課後だし、みんな帰ったけど部活は？』



角｢最近体育館の工事とかでないんだよね｣



『あー…まぁ確かに体育館ボロボロだったもんね』



治｢…そろそろツム、来るんやない？｣



『あっ』



『ちょ、角名、背中借りたい』



角｢えー…条件あるけど｣



『今だったらなんでも言うこと聞くから隠して？』



角｢ほいほい｣



ｶﾞﾗﾗ



侑｢おいサム、帰るで｣



治｢…おん、分かった｣



侑｢…なぁ、あの女の子はもう、帰ったん？｣



ｷﾞｸｯ



治｢おん、もう帰ったんやない？走ってどっか行ったで｣



侑｢…逃げたんか｣



侑｢まぁええわ、明日また来ればいい話やしな｣



治｢ほな、角名またなー｣



角｢ん。｣



ｶﾞﾗﾗ



ﾋﾟｼｬﾝ



角｢行ったよ｣



『うん、本当に助かった。ありがと』



角｢条件聞いてくれるよね？｣



『…なんか嫌な予感しかしないけど約束は約束だもんね、分かった、何？』



角｢…俺の彼女になって、｣



『…え？』



角｢と、言いたいところだけども｣



『あ、あぁ』



角｢俺の彼女のフリして？｣



『…フリ？』



角｢最近さ、俺の周りをうろちょろする女の子がいるんだよね、原田 愛里っていう子なんだけど。｣



『…はらだ、あいり…うん、3組の女の子か。』



角｢まぁ、最初は気にしてなかったんだけど最近結構しつこくてさぁ…虫除けみたいな。｣



『まぁ…うん、分かった。』



角｢じゃあ今から俺の彼女ね、よろしく、A。俺のこと倫太郎って呼んでね？｣



『えっ、あ。うん…よろしくね。…りん、たろう…』



『慣れないし恥ずかしい！！』



角｢おっほほ、照れてんの、可愛い｣



『今こっち見ないで！！』



角｢え〜…｣



角｢…こっち向いて、A｣



『んー…』



仕方ない、顔が赤くても仕方ない…



『はい、向いた！！！』



角｢顔真っ赤｣



『うるさい！！』



角｢ねぇA｣



『？なに、？』



角｢好きだよ｣



『…うぇ、』

告白とは(切実)→←出会ってしまったが最後。

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