EsとF (ページ10)

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ぅ､､ナチュラルにかっこいいことしてくる､､。

多分私の顔は、真っ赤。

「仲良しやなぁ2人。で、本題。Aさ、今日買い物ついてきてくれん？」

「買い物？､､いいけど、いつもそんな真面目な顔して頼まないじゃん。どうしたの？」

「､､あれ、もしかして」

佐野先輩が声を上げた。

もしかして、って何か知ってるってこと？

健くんが頼んでくることで、佐野先輩が関わっている､､

「、ねぇ。まさか、生徒会と買い物とかって…」

「はい。着替えていこうねAちゃーん」

「健くん！！はぐらかそうとしてるよね！？」

「ほら、晶哉にバイバイして」

「さ、佐野先輩さようなら！！」

「このあとも会うけど､､笑またね」

「はい帰るよ〜ん」

ほぼ強制的に家に連れて帰らされて、

取り敢えず、どう人見知りを抑えながら買い物するか模索した。

「おーA可愛くなったやん」

「なにもぉ。健くんが急かしたから全然可愛くないし」

「いつも可愛いで？じゃあ、デパートへ行きましょう！」

「､､絶対ドーナツ買ってね！！」

イケメンすぎる幼なじみの隣を歩いていく。

自分の服装は、白いワンピース。

そんなにスカートの部分が広がってないから歩きやすいし、私が持ってる服の中でいちばん着替えるのが楽。

「夏やから暑いなぁ」

「うん。暑い､､」

口数が減った私たちは、ほぼ無言でデパートへ行った。

心のどこかで、佐野先輩の私服を想像して

余計に熱くなった。