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辰美side



橙「た!辰美先輩!!!」

紫「わぁお、康、どうしたの?わら」

橙「うぅ‥どうしようほんま……」

紫「、ん?」



夏祭りの翌日、つまり学校。


そして時間帯は朝のホームルーム前。




うん。
何があった?






教室に着いてすぐ康に呼ばれた私。



すぐさま康は抱きついてきた。




自分よりほんの少しだけ背の低い康はいつもより縮こまって泣きそうな顔に…







、ておいちょっと待て。




私が泣かせたみたいになって、目黒に刺されるんだけど









紫「取り敢えず落ち着いて?うん、顔を上げてさ。そうじゃないと話せないでしょ?」

橙「ん、はい」

紫「場所変えよっか。…ひーくん、!先生に遅れるって言っといて!」

黄「わかった」





照に伝えて場所を変える。




普段生徒たちが使わない場所と言ったらここしかない。







紫「ふぅ、生徒会室でよかった?で、どうしたの」

橙「うん。辰美先輩、ありがとうございます」




そう言って顔を上げた康はいつもより顔が赤くて



目も少し潤んでいる。






これは、聞いてあげなきゃいけない、と直感で思う。




橙「あの、昨日、、、から、めめの顔が見れんのです」



紫「、うん?え、目黒?」



そう言うとコクンと頷きまた話し始めた。






橙「昨日、鈴木くんに腕掴まれて、怖くて逃げとったんです。そうしたら、めめが来てくれて…。そん時から蓮くんがいつもよりかっこよく見えてもうて、恥ずかしくて、一緒に居られへんのです、、、」


今朝も恥ずかしくなって走って学校来たし。


と顔を真っ赤にしながら言われる。












よっしゃあ!!!!!!









ついに!康が!気付きました!!




橙「辰美先輩?」

紫「あぁ、ごめんごめん。そっか、照れちゃうのか」

橙「で、辰美先輩、いつも照先輩といるときホタテみたいな顔になったりしとるから、どうすればいいか分かるんやないかって」

紫「うんちょっと待って?軽くディスったよね、今?」

橙「あれ、バレました?笑」


分かるわ!と心でツッコミを入れ本題へ。




紫「康は、私のこと好き?」

橙「はい。好きです」

紫「照も?」

橙「うん、大好きな先輩たちやで?」



なんていい子なんだこの子。


って違う違う。



紫「じゃあ目黒は?好き?」








橙「みんなと違う好き、です」









橙「え、?これが恋やの!?」











朗報
鈍感ちゃんが恋に気付きました。

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氷のホルン(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます! (2022年11月4日 0時) (レス) id: a9a0d9aac9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - ドキドキしながら読ませていただきいています!本当に素晴らしい小説です!次回も楽しみです! (2022年11月3日 15時) (レス) @page13 id: e9b9ffc143 (このIDを非表示/違反報告)
氷のホルン(プロフ) - オレンジさん» コメントありがとうございます! (2022年10月24日 21時) (レス) id: a9a0d9aac9 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - きゅんきゅんしながら読ませて頂いてます。これからも更新頑張ってください! (2022年10月24日 21時) (レス) @page11 id: 461445c92c (このIDを非表示/違反報告)
氷のホルン(プロフ) - 塩麹さん» どうでしょう、、、ふふふ お楽しみに! (2022年10月10日 7時) (レス) id: a9a0d9aac9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷のホルン | 作成日時:2022年9月15日 0時

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