雪の幸せ

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康side

あかん。


怒って生徒会室出てきてしもうた､､。



いくら傷ついたからって、空気悪くしちゃダメやん､､､。




本当は、誘ってくれた子となんて行きたくない。


鈴木くんと喋ったことなんて数回しかないし、人見知り、まだ出てる。


でも、めめが嫌々お祭りについてきてるのを、見たくない。



橙「蓮くん、怒ってるやんな、」


んー！！！やめやめ！つまらん！


今は！カメラに集中！


赤「手が震えちゃって上手く撮れてないよ康ちゃん」

橙「ぎゃっっ！だ、舘さん､､」


背後から声がしたと思ったら舘さん。


気配消すのうますぎや！




言われて、撮った写真を見返すと、ブレてる。


そして、


橙「全然楽しそうに写らん、」



写真には、撮る側の気持ちが入ることがよくある。


撮る側が楽しそうなら明るい写真に。

切ないなら美しく儚く。



この写真は、全然だめだ。


迷いが。



















赤「来年は、一緒に行こうね」






ストンと落ちた。


舘さんは、私を止めようとしない。


その上で、来年の約束をしてくれる。



翔華先輩は、幸せやなと思った。







橙「空気、悪くしてしまって、ごめんなさい」

赤「いいよいいよ。､､それより、浴衣のことなんだけど」



浴衣？




赤「浴衣、翔華に着付けしてもらってね」





速攻で浴衣買いに行った。

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