三十話 ページ39
「おーい研磨!練習始めるぞー!」と、遠くから研磨を呼ぶ声が聞こえる。
「あ…俺、呼ばれてるから行くね」
「うん、行ってらっしゃい」
お互いの手が離れて寂しさが残る。
「また、後で」
「うん」
体育館に戻っていく研磨の後ろ姿を見送って、Aはゆっくりと立ち上がる。
一日の仕事が終わると、マネージャー達の泊まる教室に戻る。
「孤爪くんとなんかあったでしょ」
「え?!いや、なんもないですよ?!」
「顔にいい事がありましたって書いてあるよ〜」
そう言われて手で顔を覆って隠す。
「そ、そんなに分かりやすいですか…?」
「うん、わかりやすい」
布団で既にお菓子パーティーが始まっており、マネ達は恋バナで盛り上がり始めていた。
「Aちゃんさ、なんで孤爪くんに告んないの?」
「え?!いや…だって…その…女の子から告るって、なんか嫌だなーって…変なプライド?あって」
「うわー、辛いなその恋愛」
「孤爪くんって絶対告るタイプじゃないって」
それは分かってるけど…分かってるけど私から告るのも嫌!!てか、断られた時どんな顔して会えばいいのかわからない。
「絶対断られたらどうしようとか考えてるでしょ」
「な!!」
「体育館裏で手繋いでたのに断られるなんてことある〜?」
「み、見てたんですか?!」
あ、やばとわざとらしく手で口元を抑える白福。
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XYZ(プロフ) - 天ヶ瀬さん» コメントはほんとにモチベ爆上がるのでめっちゃありがたいです!!最近忙しくてなかなか手付かず…ぼちぼちがんばります! (3月9日 20時) (レス) id: b1a41ca920 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜😭😭😭😭ほんとに大好きです通知欄確認するたびにあるの嬉しすぎます通知沢山溜まってるんですけど毎回1番最初に見てますほんとに大好きです😭😭😭 (3月8日 23時) (レス) @page40 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
XYZ(プロフ) - 紫月ととさん» ありがとうございます♡頭フル回転で妄想を膨らましますwww (2月26日 1時) (レス) id: b1a41ca920 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - 最初拝見した時、もーほんとに尊い空間すぎて空気が美味しそうだなって思いました(?) 見るたびに可愛いが摂取できるので元気の源です😭🫶🏻 これからも更新楽しみに待ってます🙌🏻💭 (2月25日 20時) (レス) @page23 id: b03b7fb5eb (このIDを非表示/違反報告)
XYZ(プロフ) - 不良DESHI☆さん» 本音はもっとイチャつかせたいです笑笑 (2月24日 23時) (レス) id: b1a41ca920 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:XYZ | 作成日時:2024年2月17日 0時