二十四話 ページ33
｢え…あ…け、けんめぁあああ！！｣
Aは研磨に手足を絡めて全力のホールドをする。
｢あのねっ、迷子になってねっ、暗くって、怖くってずっとここでけんまと、待ってて…うわあああん、きてくれてよがっだぁああ｣
騒ぎを聞き付けた黒尾、夜久、海、福永、虎もAを探していたらしく、駆けつけてきた。
｢Aの親からまだ帰ってきてないって話聞いて探してたんだ｣
黒尾と研磨のスマホにAの親から着信があったらしい。
｢ごめん…迷子なっちゃって…｣
｢お前、迷子ってここ音駒高校の敷地内だぞ｣(虎)
｢えっ？で、でもあそこに祠みたいのが…｣
｢あれ百葉箱な｣
Aは音駒高校の裏口付近で迷子になり、1人で泣きわめいていたのだ。
｢てかA、そろそろ離して…｣
｢やだ、今日は一緒に寝て｣
｢えぇ…｣
その会話を聞いて1、2年はドキッとする。
｢何お前ら夫婦なの？｣夜久がつっこむと、黒尾は｢昔からこうでね。こいつらは夫婦だ。バカがつくほどの｣
Aは研磨の左腕にガッチリ捕まって離さないという固い意思を示していた。
｢もうバレたからにはどうでもいい｣
｢俺はどうでも良くないんだけど…離れてよ｣
「絶対に嫌」
そのままAは研磨の家に泊まり、本当に(健全な)一夜を過したとか。
｢Aが音駒の敷地内で見つかったその日から1人で登下校禁止令が出て、そっから毎日黒尾と研磨の送り迎えが必須になったんだ｣
1年生が少し疑問に思っていたAと研磨、黒尾は絶対一緒に帰るということについても納得した。
｢Aは方向音痴すぎて研磨探してた時も結局俺とはぐれて自分も迷子になってたしな。ま、思ったより離れてなかったからすぐ会えたけど｣
｢それは言わない約束でしょクロ！！｣
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XYZ(プロフ) - 天ヶ瀬さん» コメントはほんとにモチベ爆上がるのでめっちゃありがたいです！！最近忙しくてなかなか手付かず…ぼちぼちがんばります！ (3月9日 20時) (
レス) id: b1a41ca920 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜😭😭😭😭ほんとに大好きです通知欄確認するたびにあるの嬉しすぎます通知沢山溜まってるんですけど毎回1番最初に見てますほんとに大好きです😭😭😭 (3月8日 23時) (レス) @page40 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
XYZ(プロフ) - 紫月ととさん» ありがとうございます♡頭フル回転で妄想を膨らましますwww (2月26日 1時) (レス) id: b1a41ca920 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - 最初拝見した時、もーほんとに尊い空間すぎて空気が美味しそうだなって思いました(?) 見るたびに可愛いが摂取できるので元気の源です😭🫶🏻 これからも更新楽しみに待ってます🙌🏻💭 (2月25日 20時) (レス) @page23 id: b03b7fb5eb (このIDを非表示/違反報告)
XYZ(プロフ) - 不良DESHI☆さん» 本音はもっとイチャつかせたいです笑笑 (2月24日 23時) (レス) id: b1a41ca920 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：XYZ | 作成日時：2024年2月17日 0時
