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二十話 ページ27

「研磨だったら別に…嫌じゃ…ないかも…」と言ったAの一言に研磨は固まってしまう。脳内で何度も再生され、完全にフリーズしていた。

研磨はフリーズした脳を再起動させ、思考し始める。

俺になら良いってどういうこと?今もしかしてチャンス?OKってこと?こういう時ってどうすればいいの?もしかしてキスすればいいの?なんかAが照れてて可愛いんだけど。

すると、校舎の方からガタッとなにかが倒れた音がした。

「そろそろ解散しよっか」
「えっ、うん…そうだね」

誰か居た。良かった何もしなくて。




教室に戻ると、黒尾がまだ起きていたのか、枕の間から顔を起こした。

「起きてたの」
「姫との密会か?」
「うるさい」

研磨は静かに布団に包まる。

「研磨ってAのことどう思ってんの?てかなんで告んないんだよどっちも」
「どうって…少なくとも、女の子としては見てるけど…告るのとかは、考えたこと無かった」
「研磨早まって明日告ったりするなよ」

研磨はドキッとして少し方が揺れた。

「…しないよ」
「今しようと思ってただろ」
「…だって、伝えた方が手っ取り早いでしょ」
「告白はそんな業務連絡みたいなもんじゃないの。さ、もう寝なさい」

告白って何なの、めんどくさいと考えるのを放棄して眠りについた。

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XYZ(プロフ) - 天ヶ瀬さん» コメントはほんとにモチベ爆上がるのでめっちゃありがたいです!!最近忙しくてなかなか手付かず…ぼちぼちがんばります! (3月9日 20時) (レス) id: b1a41ca920 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜😭😭😭😭ほんとに大好きです通知欄確認するたびにあるの嬉しすぎます通知沢山溜まってるんですけど毎回1番最初に見てますほんとに大好きです😭😭😭 (3月8日 23時) (レス) @page40 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
XYZ(プロフ) - 紫月ととさん» ありがとうございます♡頭フル回転で妄想を膨らましますwww (2月26日 1時) (レス) id: b1a41ca920 (このIDを非表示/違反報告)
紫月とと - 最初拝見した時、もーほんとに尊い空間すぎて空気が美味しそうだなって思いました(?) 見るたびに可愛いが摂取できるので元気の源です😭🫶🏻 これからも更新楽しみに待ってます🙌🏻💭 (2月25日 20時) (レス) @page23 id: b03b7fb5eb (このIDを非表示/違反報告)
XYZ(プロフ) - 不良DESHI☆さん» 本音はもっとイチャつかせたいです笑笑 (2月24日 23時) (レス) id: b1a41ca920 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:XYZ | 作成日時:2024年2月17日 0時

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