こんな幸せな日が続きますように【呪術廻戦】 (ページ5)

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三話ページ5

人形を消そうとした結果、旧校舎が消えた。

｢どどどうしよ！！｣
｢え？なに？どしたの？｣
｢きゅ、旧校舎まるごと消えちゃった…｣

説明しよう。Aの術式はこの次元から物を消すと過去、現在共にそこに校舎が無かったことになる為、自分以外は消えたことすら認識できないのだ！

｢ここに校舎なんてあったんだ｣
｢まぁ、みんなわかんないしいいんじゃね？｣
｢よくないですよ？！｣

こうなったらもう戻す方法なんてない。

｢反転術式使ったらどうにかなんないかなー？｣

家入がAの術式の反転術式による応用で元に戻せないかと提案する。

｢反転術式ってどうやって使うんですか？｣
｢こうやって、ひゅーっひょいっだよ｣

Aは家入の分かりにく説明を一生懸命聞くと、突然｢わかった気がする！！｣と言い出した。

｢嘘だろ…｣
｢あの説明で分かってできたら宇宙人だよ｣

ひゅーってやって、ひょいっ…

｢ひゅーっひょい！！｣

すると、地面から徐々に黒い影が現れ、そこには存在してなかった校舎が元に戻った。

しかし、今まで取り込んだものも同時に元に戻り、廃校舎の周りにキメラのように重なって現れた。

｢あ！！！新宿駅の17番線のホーム！｣
｢あの時のか？！｣

少し前に新宿駅で呪霊を払った時に謝って消した17番線のホーム。それまで17番線があると誰も信じて貰えなかった。
その時の駅のホームが建物のキメラに突き刺さっていた。