執事9 ページ9
桃side
こればかりはしょうがないことやと
おもっとった。
橙「望の主人は俺やからな!」
大きく口を開けて笑う主人は
キラキラしてて、ほんま眩しい。
赤「って、主人あほなん?」
紫「せっかく家出したのにすぐ戻るん?」
橙「あ、ほんまや。笑
でも望のが大事やから!」
平気で俺のことを大事やって言うてくれる主人。
やっぱり、俺の主人はこの人しかおらん。
橙「そうと決まれば、早よいくで!」
黄「照史様、望のことなんて伝えるんですか?」
橙「そーやねー。
普通に、俺の執事やからとらんといて
みたいな?」
青「計画性が感じられへん。」
緑「まぁまぁ、
そこが照史様の良さでもあるから。」
呆れたように、
主人を囲む。
橙「あっ」
桃「どうしたん?」
突然走り出す主人。
橙「どうしたん?
道に迷うたん?」
男の子は、泣きながら頷く。
橙「泣くな、男やろ?
ほら、アメちゃん好きなだけもろうてええから。
よし、来た道戻ろうな。」
泣いてた男の子の手を引き歩き出す。
橙「望ごめん。
この子が先やわ。」
申し訳なさそうに、眉を下げる。
桃「別にええですよ。
主人の決めたことやし。」
男の子を抱えて、肩車をする。
少し笑顔になったんやろか。
主人の顔が少し、いやめっちゃ嬉しそうや。
あっ、お母さん
そう言って俺の方から降りた。
お母さんらしき人はお礼を言うて帰って行った。
橙「俺が普通の家庭に生まれてたら
あれが普通やったんかな。」
ボソッと呟いたってみんなにはちゃんと聞こえてるで。
黄「俺らがいますよ。」
赤「そーやで、6人も。」
青「せや、今からしてもええんで?」
緑「手つないで、話すんもええし。」
紫「あ、キャッチボールやろ!」
一瞬キョトンとした顔をした。
橙「冗談や。
そんなことせえへん。
でも…ありがとう。」
照れ笑いの混ざっとはにかみが
桃「照史、ずっとそばにおるんやからな。」
橙「そうやで。
望もちゃんとそばにおらなあかんからな。」
子供っぽさを残しつつ
だんだん主人になったんやって
思わせてくるんや。
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クマ(プロフ) - 照史くん大好きなので作者さんの書く作品読んでます♪更新頑張ってくださいね。応援してます。 (2017年5月10日 7時) (レス) id: bd53a1c5ea (このIDを非表示/違反報告)
来雪(プロフ) - ことりさん» 褒めていただいて嬉しいです!!はい!ぜひ楽しんで読んでください!!コメント感謝です♪ (2017年5月2日 19時) (レス) id: 3368e4f005 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - 作者さんマジで神です!照史担からしたらめっちゃ嬉しい作品です!これからも楽しんで読みたいです! (2017年5月2日 6時) (レス) id: 772c220066 (このIDを非表示/違反報告)
来雪(プロフ) - orange jasmineさん» ありがとうございます!更新頑張らせていただきます♪ (2017年5月1日 21時) (レス) id: 3368e4f005 (このIDを非表示/違反報告)
orange jasmine - 照史君好きなのでうれしいです♪ 一日に何度も更新されていてすごいですね!これからも楽しみにしています。 制作、更新等頑張ってくださいね (2017年5月1日 12時) (レス) id: d09e47a7da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来雪 | 作成日時:2017年4月29日 6時