執事8 ページ8
桃side
ずっとこの人が俺の主人で居れる
そう思ってた。
それに、
この人以外を主人と呼ぶのは俺には無理だと思ってた。
桃「主人…
少し、2人にならへん?」
橙「ええけどなんで?」
桃「大事な話があって。」
橙「そうなんや。」
主人以外は知ってることであって
それを今から伝えるんやから
みんな心配そうに俺を見てくる。
橙「で、どうしたん?
望が大事な話って珍しいな。」
桃「俺な、シゲたちが言うたように
ほんまに主人が照史様でよかった。」
俺、
照史様が主人やなかったら
こんなに長く執事も続けてへんかったかもしらん。
橙「なんやねん。笑
いつもよりみんなして感謝の言葉が多いで。」
桃「それくらい、
俺らに愛されてるんやで。」
橙「愛されてるって…
俺もう子供やないし!」
ほっぺたを膨らまして怒ってるところからして
まだまだあなたは子供で
俺はまだ、主人の執事をしてたかった。
桃「主人はまだ子供です。
どう頑張っても。」
橙「最後のは余計なお世話や!」
笑ってられるのも今のうちや、
伝えんといかんから。
俺の1番大切な人は
親や兄弟、友達
そんなものじゃない。
主人が元気でいてくれることが何よりも嬉しいことやから。
桃「主人、今までほんまありがとう。
今日で主人の執事を終わることになってん。」
橙「家の事情でなん?」
桃「執事の異動です。」
橙「なんで、異動なんてあるん?
俺がちゃんとしてへんかったから?」
桃「違います。
ただ、命令されただけですので。」
橙「望はもう、
俺の執事でいたくないん?」
そんなん決まってるやないですか。
桃「あなた以外を主人と呼びたくない。」
橙「おん。
なら行くで。」
桃「行くってどこに」
橙「望が俺の執事を続けられるように頼みに行くで。
ほら、みんなも行くで!」
俺の腕を引っ張ってグイグイと進む主人。
この人が主人でよかった。
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クマ(プロフ) - 照史くん大好きなので作者さんの書く作品読んでます♪更新頑張ってくださいね。応援してます。 (2017年5月10日 7時) (レス) id: bd53a1c5ea (このIDを非表示/違反報告)
来雪(プロフ) - ことりさん» 褒めていただいて嬉しいです!!はい!ぜひ楽しんで読んでください!!コメント感謝です♪ (2017年5月2日 19時) (レス) id: 3368e4f005 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - 作者さんマジで神です!照史担からしたらめっちゃ嬉しい作品です!これからも楽しんで読みたいです! (2017年5月2日 6時) (レス) id: 772c220066 (このIDを非表示/違反報告)
来雪(プロフ) - orange jasmineさん» ありがとうございます!更新頑張らせていただきます♪ (2017年5月1日 21時) (レス) id: 3368e4f005 (このIDを非表示/違反報告)
orange jasmine - 照史君好きなのでうれしいです♪ 一日に何度も更新されていてすごいですね!これからも楽しみにしています。 制作、更新等頑張ってくださいね (2017年5月1日 12時) (レス) id: d09e47a7da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来雪 | 作成日時:2017年4月29日 6時