執事と主人

執事7 ページ7

赤side


橙「うわあ。
ここが公園なん？」


決して大きくて、



遊具がたくさんあるわけやないけど






それなりに楽しい思い出があったんやで。




赤「主人、
気に入ってくれた？」




橙「おん！
こんないい場所があるんやね！」




やっぱり主人もまだ子供で




はしゃぎっぷりは見てて微笑ましいねん。







紫「主人！」




橙「んー？
っうわ」




紫「よそ見してるから…」



主人の腕を掴んで



安堵の顔をみせるはまちゃん。







橙「ありがとうな！
よし、もっと遊ぶで！」




小さい子供みたいに走り回って



俺らもこんな時期あったなぁ。





なんて。






赤「主人、
疲れたやろ？休もうや。」





橙「疲れた！
シゲはこんないいところ知ってんねんな。



なんか、羨ましいな。」





赤「主人にそんなこと言ってもらえるなんて
嬉しいですね。」





橙「思うてへんやろ。
棒読みやったもん。」




赤「思うてますよ。」








主人





俺はあなたに出会えてよかった。




橙「何にやけてるん…」





緑「やばいくらいに、
顔が台無しやったで。」




赤「うっさいわ！
台無しでもイケメンには変わりないねんからな。」





橙「それ俺に向かって言うてん？」






執事と主人なんて


多分一緒にあそんでちゃんと話す




なんてこと普通しないんやないかな。







赤「俺、主人の執事でよかったんやで。」






紫「俺も。主人は照史様だけや。」





緑「賛成。照史様の執事は楽しいで。」





黄「大変なこともありますけどね？
俺も照史様でよかった。」




青「起こすの大変やけど、
照史様ならしょうがないから起こしたる。」




橙「ほんま、ありがとう。
俺も執事がこの6人でよかった。」



桃「照史、これからもよろしくな。」




ただ1人だけ。





悲しそうに笑う望がいた。

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