今井家長女の日常その② (ページ3)

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長女の的中ページ3

翌日
テニバドミントンをしてる三橋と伊藤発見。

何気に楽しそう

「昨日はごめんね三ちゃん
　見返りのためでも何でもあそこまでできたらすごいよ」
「殴られるとは思わなかったけど」

あれはびっくりしたわ、と理子がニコニコしながら言う。
体を張った三橋を見てよっぽど嬉しかったみたい

そうだなーと私が言おうとしたとき、
伊藤が狙いを外して、球が下に落ちてしまった。

必然的に、４人で下を覗きこむ

「こんなものが当たったらとうするんだ！！
　ふざけるなァ、下に降りてこいッ！！」

下に居たのは大声を張り上げる坂本先生。

剛田先生まで従えちゃって…
ん？従えてる？

「……あれって坂本だよな」
「降りてこんかァ！」

「…ヤクザ従えて分かりやすくキャラ変わったよね？」
「気に食わねえ」

命令に従うように三橋が屋上を出ていく。

どうやら、あの嫌な予感は当たっていたようで

* * *

「なにする気なんだよ三橋」
「ピンポン球だぞ？
　あんなもん当たったところで何ともねーだろ」
「気が大きくなってるだけなのよ」
「大きくなりすぎだけどね、ありゃ」

階段を降りながら、必死に理子が三橋を止める。
悪いことしそうな顔してる三橋を見て心配してるらしい。

「何が本当に痛いのか教えてやるよ
　…理子、お前は佐川呼んで来い」
「え？」

なんで？と、理子が不思議そうに聞く。
当然私もと、理子の所に行こうとしたら、

「じゃ、私も佐川呼びに…」
「Aちゃんは手伝って」

「ええええ、理子一人に任せるわけ？」

強引に連れてこられた部屋は生物準備室。
手伝ってと言われたけど、特にすることもなく待機中。

三橋が抱えてきたのは大きな…ヤシの実。
ちょこんと、両手で抱えて

「「それはダメだって」」

伊藤と声が被った。
普通に危ないし、絶体投げる気だよね三橋

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６話…早いですね