作者の夢から派生したお話＊追加 ページ49
ポアロから出たその足で、私はある場所に向かう。誰かに愚痴を聞いて欲しかったから。知っている後ろ姿を見つけて、勢いそのまま手を伸ばし
『ヒロくーん!!』
名を呼びながら、その背に抱き付こうとすれば、ぐんっと体が宙に浮く。いつの間にか目の前に天井。
『…………』
「あ。A」
私を覗き込むように見下ろしてくるヒロくん。私は自分の顔を手で覆って『背中が痛い……(ｼｸｼｸ』と訴える。
「綺麗に一回転したね」
『……感想はいらないよ、研二くん』
「んなとこで寝てたら踏んづけるぞ」
『陣平くんもひどい……』
片足を上げて、踏んづける素振りまでする陣平くん。ひどすぎる。
「大丈夫か？」
唯一手を差し伸べてくれたのは航さんで
『パパだけだよ!!心配してくれるの!!』
「パパ言うな」
起こしてくれたその手で、ﾋﾞｼｯ!と脳天にチョップをかまされた。痛い……。
頭を擦りながらヒロくんへ顔を向けて、何で投げるんだよー！と文句を言えば
「……身の危険を感じたから、かな？」
「お前、諸伏に何しようとした……？」
『何もしようとしてないよ!?』
「ダメだよ、A。諸伏は公安所属。潜入捜査とかしてるせいで敏感なんだから」
『私が何か仕掛ける前提で話さないで!?』
「後ろから襲いかかろうとしてたように見えたけどな」
『た、確かにヒロくんの背中に抱き付こうとしてたけど……』
「「「「襲おうとしてたのか」」」」
『違うよ!!?』
何故か私が悪いことになってる!?愚痴を言いに来ただけなのに！心も体も痛い!!
『みんなひどいぃぃ……!!』
「「「「あ」」」」
誰も味方になってくれないので、うわぁーんと泣きながらみんなに背を向けて、その場を走り去った。
四人はというと＿＿
「……いじめすぎた？」
「だね」
「お前らも少しは可愛がってやればいいのに」
「最後は伊達も参戦してたじゃんか」
「パパ発言にイラッとしてな」
「あー……」
「ところであいつ何しに来たんだ？」
「さあ？」
.
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輝(プロフ) - 雪丗さん» ホントですか！？やった…！ありがとうございます！！ (2018年9月9日 15時) (
レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 輝さん» リクエストありがとうございます。お時間掛かるかもしれませんが、書かせて頂きたいと思います。少々お待ちくださいませ。 (2018年9月9日 13時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 自分を好きと言いながら昴に泣き付いたり他の人に抱き着こうとしたりする夢主に嫉妬する安室さんが見たいです！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 作者の夢から派生したお話の最後で昴に泣き付いてましたよね。それで出来たらなんですが (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです。 (2018年8月26日 19時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪丗
| 作成日時：2018年6月11日 22時
