ifストーリー〜リ〜 ページ42
しばらくスコッチと遊んで待っていたら、二人+一匹用のご飯が出来たと、バーボンから声が掛かる。
テーブルの上にちょっと遅めのお昼ご飯を置いてもらって、見てみるとハンバーグ。パッと見で言えば美味しそう。クンクンと匂いを嗅げば食欲をそそり、ごくりと喉が鳴った。
食べて良い?と顔を向ければ、にこりと笑顔のバーボンが良いよって言ってくれる。かぷりとかぶり付けば、私が食べやすいようにと、すりおろした野菜が入っているのがわかった。はっきり言おう。
『みゃー!(美味い!)』
もきゅもきゅと夢中になり食べる。
秀一はご飯が作れないから、基本的に猫用の物を買ってくる。萩原さんは事前に用意してくれてる猫缶。松田さんはその時々に用意。
(……猫の姿で手作り料理なんて初めて食べた。ちょっと感動)
ジーン!と感動しながら食べ続けていれば、ぺろりと食べ終える。顔をあげれば二人からの熱い視線、なに?って首を傾げれば
「あっという間に食べたな」
「相当お腹空いてたんですね」
「バーボンのご飯が美味かったんじゃないか?」
「だと良いですけど」
信じてない風な言い方に近寄る。『美味しかったよー』とスリスリ頬擦りすれば、目を細めて擽ったそうにするバーボン。
「ふふ。喜んでくれたみたいで良かった(ニコ」
食事を終えた二人とソファに移動して、遊んでもらう。
スコッチが紐を私の前に垂れさせて、うねうねと動かす。本能的に飛び付けば、ひらりと避けられる。むっと向きになり、ぴょんぴょんと飛び付く。そんな私の様子を二人は笑いながら見てた。
疲れた……ってぐでーっとしてれば、バーボンにころりと体の向きを変えられ、お腹が上を向く。なんだ?って思っていれば、こしょこしょと弄られた。これはあれだ。動画で見たことあるやつ。“こしょこしょぱっ!”ってやつだ。
美味しいものを食べさせてもらったから付き合おうってことで、彼のやりたいことに付き合う。
「ふふふっ」
デレデレの顔で、お腹をこしょこしょしてくるバーボン。ぱっ!と彼が手を離せば、手足をぱっ!と開いて動きを止める。その繰り返し。
そしてそこにスコッチも参戦してくる。……二人の表情は、“もう元には戻らないかもしれない”ってくらい破顔してる。やべぇ……折角のイケメンが台無しだ;
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輝(プロフ) - 雪丗さん» ホントですか!?やった…!ありがとうございます!! (2018年9月9日 15時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 輝さん» リクエストありがとうございます。お時間掛かるかもしれませんが、書かせて頂きたいと思います。少々お待ちくださいませ。 (2018年9月9日 13時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 自分を好きと言いながら昴に泣き付いたり他の人に抱き着こうとしたりする夢主に嫉妬する安室さんが見たいです! (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 作者の夢から派生したお話の最後で昴に泣き付いてましたよね。それで出来たらなんですが (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです。 (2018年8月26日 19時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪丗 | 作成日時:2018年6月11日 22時