検索窓
今日:23 hit、昨日:5 hit、合計:126,843 hit

七夕 ページ33

Aside

相変わらずの急な呼び出しに、馳せ参じさせられた私。目の前にいる昴に扮した秀一に、開口一番に言われたのは

「チェシャ、菓子を作れるか?」
『へ?』

だった。意味がわからず、間抜けな声が出てしまったが仕方がないと思う。

『お兄さん、お菓子とかって食べるの?』
「俺が食べるんじゃない」
『じゃあなんでー?』

話を聞くと、隣の阿笠邸で子供達と一緒に七夕をやるらしい。それで子供達用のお菓子が必要になった。しかも今日の夕方までに。急すぎじゃね?

「それと留守番も頼む」
『どこ行くのー?』
「阿笠博士と笹を取りにな」
『伐採するのー?』
「そうだ」
『……え?ジョーダンのつもりだったんだけど、本当に伐採してくるの?』
「あぁ」

昴の顔だけど、冗談を言ってるようには見えない。そのまま秀一は「行ってくる」と言って出掛けていった。……まじ?

しばらく扉を見つめていたけど、はっと我に帰りお菓子作りをしようとなった。

ハロウィンって言ったら、お菓子大量!!ってイメージがあるけど、七夕で食べるお菓子ってなんや?ってなったのでググってみる。

『ほーん。索餅(さくべい)ねー』

ぱっと見だとツイストドーナッツ。元は中国から伝来した食べ物で、和名は麦縄。小麦粉と米粉を練って、縄の形にしたお菓子。索餅には無病息災の意味が込められてるんだって。

んじゃま作るかとキッチンへ。まずは生地作りーって始めようとしたところで、扉が開く。顔を覗かせたのは

「本当に猫さんが料理してる……」
『君は僕と遊びたいのかなー?(黒』
「ごめんなさい!!」

こんな失礼なことを言うのは探偵君だ。秀一から私がここにいると連絡があって、様子を見に来たんだって。



.

七夕→←作者の憩いという名の・・・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (123 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
242人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 赤井秀一   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 雪丗さん» ホントですか!?やった…!ありがとうございます!! (2018年9月9日 15時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 輝さん» リクエストありがとうございます。お時間掛かるかもしれませんが、書かせて頂きたいと思います。少々お待ちくださいませ。 (2018年9月9日 13時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 自分を好きと言いながら昴に泣き付いたり他の人に抱き着こうとしたりする夢主に嫉妬する安室さんが見たいです! (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 作者の夢から派生したお話の最後で昴に泣き付いてましたよね。それで出来たらなんですが (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです。 (2018年8月26日 19時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪丗 | 作成日時:2018年6月11日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。