作者の憩いという名の・・・ ページ32
はっと意識を戻して、彼女に視線を向けると優しさを帯びた目で微笑んでいた。つい口から出たのは
「頬だけですか?僕は口にして欲しいんですけど?(ニコ」
なんて言葉だった。
(バカか僕は…。わざわざ彼女を怒らせなくても…)
なんて心の中で頭を抱えつつ、考えていると
『それは…少し恥ずかしい、…です(ボソッ』
視線をさ迷わせて頬を染めながら言ってくる。そんな彼女を見た瞬間、肩を引いて正面を向き合うようにする。
絡む視線に次第に顔が近付く。互いの吐息が触れる距離。頬を染めつつ、目を瞑る彼女。自分も目を瞑り、あと少しで彼女の唇に触れる所で_____
ガンッ!
「い"っ!?」
体に走った衝撃で目を開ける。床に倒れてる自分自身の体。体の上には布団が乗っかり、横にはベッド。
(……マジか///)
先程見てた夢を思いだし、片手で顔を覆う。随分と都合の良い夢を見たと恥ずかしくなった。
火照る顔が落ち着いてきた頃、改めて自分のいる場所を確認する。夢と同じ彼女の寝室。立ち上がり扉を開けると香る匂い。
(僕はまだ夢を見てるのか…?)
そんな錯覚を起こしながら、キッチンへ足を向ける。やはり夢で見た彼女と同じ姿で。
(…正夢か?)
なんて淡い期待を心に抱いてしまう。こちらを振り向く彼女と目が合う。
「お、おはようございます…」
彼女に挨拶をする。すると笑顔を向けてくれた。夢と同じように___
___ではなかった。夢での彼女は笑顔も雰囲気もとても柔らかかった。目の前の彼女も笑顔ではある。だけど背負ってる空気がどす黒い。
『貴方は何度私の寝床を取るのでしょうか?(黒』
「す、すみません…;」
目の前の彼女と、夢の彼女を比べてしまう。夢のAさんは可愛かったなあ…と。だが夢は夢。こうなると僕の本能がわかっていたのか、無意識に現実逃避をしたかったのかもしれない。
((お酒に飲まれるなら飲むなです!))
((…一応強い方なんですよ?))
((どの口が言うんですか?))
((…公安では強い方です…))
((私は貴方が飲まれた所しか見たことありませんが?))
((うっ…))
((今度は放り出してやります))
((ごめんなさい許してください…(シュン))
((…チョコレートケーキで許してあげます))
((パァッ)はい!))
((反省はしろ))
((はい…))
〜♯〜
「本編の続きが思うように捗らない…。
…うん。もういっそのこと一度浮気した方がスッキリするよ!」
ってことで書きました。
よし本編の続き頑張るぞー!
.
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輝(プロフ) - 雪丗さん» ホントですか!?やった…!ありがとうございます!! (2018年9月9日 15時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 輝さん» リクエストありがとうございます。お時間掛かるかもしれませんが、書かせて頂きたいと思います。少々お待ちくださいませ。 (2018年9月9日 13時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 自分を好きと言いながら昴に泣き付いたり他の人に抱き着こうとしたりする夢主に嫉妬する安室さんが見たいです! (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 作者の夢から派生したお話の最後で昴に泣き付いてましたよね。それで出来たらなんですが (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです。 (2018年8月26日 19時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪丗 | 作成日時:2018年6月11日 22時