貴方のために出来ること 番外編【名探偵コナン】

ボツStory1 ページ4

NY事件編

日本からアメリカに戻ってきて約１年。相変わらず秀一は忙しそうにしている。

それもそのはず組織から離脱したせいか情報が前より手に入りにくくなり、どうしても後手に回ってしまうからだ。

そんな秀一のために私(チェシャ猫)が情報を流してるんだけど、情報量が多過ぎて対処が追い付かない……。

なので現在幹部１人に絞って情報を流してる。その幹部の名前は≪ベルモット≫。

ベルモットはシャロン・ヴィンヤードと言う名で女優をしている。

今ニューヨークの○○劇場で開演している舞台に出ているため、追跡しやすい。

なのでベルモットが劇場への入場時間から退場時間はもちろん、その後何処に移動するかも丸わかり。その情報を秀一に送ったら私は高みの見物をする。急遽変わらない限りは何とかなる。まぁ相手も対応してくるかもだけど……。そこは秀一の腕の見せ所。頑張れ!!

こっちではチェシャ猫として動いてないからね。動いたら秀一と手を組んでることがわかっちゃう。そこは今後何があっても対応しやすいようにバレない方がいいだろうなぁっての行動。

(せっかくだから秀一の仕事姿を見学しに行ってみようかなー。)

変装も着替えもせず、素顔で家を抜け出した時の格好のまま(秀一のパーカー着てるだけ)アジトを出る。



気配を消して路地裏やビルの屋上を駆け、秀一の姿を見つける。

(おー！やってるやってるー！)

あまり近付きすぎるとバレてしまうので遠く離れたところで様子を伺う。

秀一が対峙してるのは銀髪の小柄な男性だった。

(……確かベルモットは変装が得意で“千の顔を持つ魔女”って言われてるんだっけ。)

秀一含むFBI対組織幹部ベルモット。
今のところは秀一の方が押してるかなー？

(あ！ベルモット撃たれた。)



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