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Aside
「いつもご来店ありがとうごさいます(ペコリ」
『いえ……』
まだ平日なだけ探偵君に会わないから、マシかとバーボンに付き合っている状態だ。
少しすると“お待たせしました”という声と共に、目の前にお皿が置かれる。中身を覗けば、やはり注文した品。
(中略以下から差替え)
(そいつやるから、私の平穏な食事の時間を邪魔するな)
鬱陶しい目線が減り、やっとゆっくり食事が出来ると手を動かす。二口三口と食べていたら、扉の方からカランカランと来店の鐘が鳴った。それと同時に元気な子供の声が店内に響く。
その声の方へ顔を向けると、一人の少年と目があった。
「なっ!?」
(いつかこうなると思ってたよ……私には平穏な食事は存在しないんだな……|||)
顔を正面に戻し、“面倒なことになったなぁ”と食事を続ける。鋭い視線を感じながら。
コナンside
昴さんの猫探しを中断して、昼飯を食べることにした俺達。まったく手掛かりが掴めなかったので、知り合いにも声を掛けようと言うことになり、まずはポアロでご飯兼調査とゆう名目で行くことにした。
ポアロの扉を開け、中に入ると安室さんと梓さんの“いらっしゃいませ”って声が掛かる。流石に昼時で客が多いが、運よくテーブル席が1つ空いていたため元太達はそこに駆けていく。
俺もそれに続いて足を進めようとした時、視界の端でふわりと動く白いものが目に入った。目を向けてみると白くて長い髪に、小柄な体型、そして燃えるような紅い目を持つ、黒の組織幹部アスティだった。
「なっ!?」
一瞬だったが彼女と目が合った。けどふいっと正面に顔を戻して、口に料理を運んでいる。睨むように彼女を観察していたら、視界を遮るように声を掛けられた。
「どうしたの、コナン君?」
「あ、梓さん……あの人……」
アスティを指差して梓さんに問う。安室さんは組織の幹部だ。組織の幹部を追い出そうとしないなんて……。だけど灰原も幹部の全てを知ってるわけじゃない。彼はアスティを知らないのか?
「ん?彼女はAちゃんよ」
「……Aさん?」
「安室さんがよく彼女を連れてくるの」
「……へ?」
安室さんが連れてくる?幹部を?意味がわからず、安室さんに声を掛けようと思ったが、他の女性客の対応をしていて無理だとわかった。なので探りを入れるため彼女の横に座る。
「……何であんたがここにいるんだ?」
ちらりと俺に視線を向けたが、すぐ目の前に戻すアスティ。
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輝(プロフ) - 雪丗さん» ホントですか!?やった…!ありがとうございます!! (2018年9月9日 15時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 輝さん» リクエストありがとうございます。お時間掛かるかもしれませんが、書かせて頂きたいと思います。少々お待ちくださいませ。 (2018年9月9日 13時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 自分を好きと言いながら昴に泣き付いたり他の人に抱き着こうとしたりする夢主に嫉妬する安室さんが見たいです! (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 作者の夢から派生したお話の最後で昴に泣き付いてましたよね。それで出来たらなんですが (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです。 (2018年8月26日 19時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪丗 | 作成日時:2018年6月11日 22時