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祝part.6赤星感謝 ページ21

Aを床に下ろすと、零がAに近寄ってくる。今度は叩くことは無かった。だが……

「わん?(遊ぼうよ?)」
『みゃー!(お前嫌い!)』
「わふ!?くーん……(嫌い!?なんで……)」
『みゃー!(秀一を噛んだから嫌い!)』

二匹が何を話してるかわからない俺は、様子を伺っていたんだが、突然零が睨み付けてきた。すぐに零の視線はAに戻り、また二匹で会話している。

「くーん、くーん……(ごめんなさい、もうしないから嫌いなんて言わないで……)」
『みぅ!(謝る相手は私じゃない!)』
「………」
『みゃー!(秀一に謝らないなら許さないから!)』
「くーん……(はい……)」

怒っているのか尻尾で床をべシべシ叩くAと、落ち込んだように耳と尻尾が垂れてる零。

零はとぼとぼとこちらに近付いてくる。視線は下を向いたまま。俺の目の前で止まると顔を上げて、苦渋の決断をしたかのように顔を歪めて鳴く。

「……くーん(……すまなかった)」
「あ、ああ……」

一声鳴いたあと、キッと睨み付けてきたと思ったら、もう一鳴き

「がう!(俺はお前が嫌いだ!)」
『みゃー!(こらー!)』

Aが零に詰め寄り話し始める。Aはみゃあみゃあ鳴きながら尻尾を床に叩きつけ、それを聞いている零は、次第に耳と尻尾が垂れていく。

「…………何を話してるんだ?;」

まったくわからない俺は、眺めるしかない。

あれも一種の仲が良い証拠なのかも知れない。そう思うことにして、今後二匹のやり取りの邪魔はしないことにした。




((ふむ。寄り添って仲が良いな))

((はなせー!))
((いやだ))
((秀一の所に行くのー!!))
((絶対ダメだ!!))




.

250話カット分→←祝part.6赤星感謝



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設定タグ:名探偵コナン , 赤井秀一   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 雪丗さん» ホントですか!?やった…!ありがとうございます!! (2018年9月9日 15時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 輝さん» リクエストありがとうございます。お時間掛かるかもしれませんが、書かせて頂きたいと思います。少々お待ちくださいませ。 (2018年9月9日 13時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 自分を好きと言いながら昴に泣き付いたり他の人に抱き着こうとしたりする夢主に嫉妬する安室さんが見たいです! (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 作者の夢から派生したお話の最後で昴に泣き付いてましたよね。それで出来たらなんですが (2018年9月9日 11時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
雪丗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます。楽しんで頂けたようで嬉しいです。 (2018年8月26日 19時) (レス) id: a6201812ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪丗 | 作成日時:2018年6月11日 22時

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